予告通りJTの新型加熱式タバコ「Ploom S(プルーム エス)」を入手致しましたのでしっかりとレビューさせていただきます。
作り込みから使い勝手、仕様、さらには味を詳しくご紹介致します。
購入を検討している方は是非参考にしていただけたらと思います。
目次
JT初となる高温加熱式タバコ「Ploom S(プルーム エス)」とは
「Ploom S」とはJTが販売する、初の「高温加熱式タバコ」です。
JTの加熱式タバコといえばプルームテックが有名ですが、こちらは「低温加熱式タバコ」になります。
低温加熱式タバコのプルームテックの加熱温度は30度、対して高温加熱式タバコのPloom Sは200度でタバコを直接加熱するので、今まで物足りなかったタバコの満足感などが期待できる製品となっています。
主な仕様をまとめるとこのようになります。
・価格:7,980円
・カラー:白/黒、他カラーバリエーション6色
※1月29日時点では、「SUPPLE CLAY」と「UNIQUE AMBER」の2色を販売
・充電時間:90分
・充電方式:マイクロUSB
・使用可能本数:満充電で10本
・加熱待ち時間:40秒
・喫煙時間:14吸いもしくは3分30秒 ※連続喫煙可
さあ、それでは早速レビューさせていただきますよ。
デザイン、作りはさすが純正!よくできているぞ!
こちらがPloom Sのパッケージになります。
外側は紙で包装されているのですが、なんかお菓子の箱みたいですね。
・Ploom S本体
・マイクロUSB充電ケーブル
・USB充電器
・クリーニングブラシ
・取り扱い説明書
付属品はこのようになります。
特に目新しいものはないのですが、このクリーニングブラシはケースが付いていてなかなか凝っていますね。
クリーニング後、汚れたブラシの保管に困るのですが、これは使う側の視点で考えられていてさすがは日本企業といった感じです。
ちなみにUSB充電器の出力電流は1.5アンペアになります。
アイコスのUSB充電器は2アンペアなので、もし両方使う場合は使い回しはしないほうがよいかも知れませんね。
ボディの素材は全カラー共通でゴムコーティングされているので滑りづらく持ちやすいです。
プルームテックと同じような感じなのですが、面積が大きい分、使っていると手垢が少し目立ちます。
これは気になる人は気になるかも知れませんね。
デザインのコンセプトは「石」をイメージしているらしく、角を落として丸く平べったい形をしています。
サイズ的にも手にすっぽり収まりますのでホールド感はとても良いと感じました。
作りに関してはさすがJTの純正製品といった感じです。
スライド蓋のカッチリ感やボタンの押しやすさ、LEDの光り方、バイブの振動など特に気になる点もなくしっかりと作られている印象です。
蓋をスライドすると自動で電源が入り、閉じると自動で電源が切れます。
蓋が開いていない時は電源が入っていないので加熱しようとしても作動しませんし、逆に加熱中に蓋を閉じると簡単に電源を切ることができます。
吸っている時に急遽用事ができて喫煙をやめなければいけない時ってあると思います。
そんな時もボタンを長押しなどすることなく、タバコを抜いて蓋をスライドさせれば自動で電源が切れるのでこれは簡単で便利ですね。
操作もとてもわかりやすいので使い勝手は文句なしだと思います。
それでは実際の使用方法と合わせて吸った感想をご紹介致します。
吸う時はボタン長押しだけの簡単操作!
使用方法は説明するまでもなくとても簡単です。
まず蓋をスライドして開き、専用のタバコを挿し込みます。
あとは電源ボタンを2秒ほど長押しするだけです。
短いバイブが作動し、加熱が開始されます。
加熱時間は40秒かかります。
加熱が完了したら再びバイブが作動するのですが、上部にある4つのLEDが10秒ごとに1メモリずつ増えていくので視覚で確認することもできますよ。
加熱が完了したら喫煙が可能になります。
3分30秒、もしくは14吸いしたら終了になります。
喫煙後は、タバコをそのまま引き抜きスライド蓋を閉じれば電源が切れて終了となります。
さあ、それでは早速吸ってみましょう。
キック感は少ないが味はよし!アイコスとgloの中間?
実際に吸ってみるとレギュラー系とメンソール系はかなり感じ方が違いました。
ですので系統で分けてご紹介致しますね。
レギュラーはスロースターターだけど満足感は結構ある!
それではまずはレギュラーを一口・・・。
ん?味があまりしませんね。
最初はレギュラー系を試したのですが、あまり味がしないんですよ。
「うわ、こんなもんか」と一瞬思いましたが、4口目くらいから味がのってきます。
Ploom Sは加熱温度が200度と、高温加熱式タバコにしては加熱温度が低いです。
じっくりと200度で加熱するので、味もゆっくりでてくるということなのでしょうね。
gloは高温で加熱するので最初は味がでますが、4吸いめくらいから味がなくなります。
Ploom Sは逆で、最初は味が少ないですが、4吸いめくらいから最後まで味が続くという印象を受けました。
どちらが良いかは言わなくてもわかりますよね。
うん、レギュラーはなかなかいいですね。
キックもそれなりにありますし、タバコっぽさがあるのでこれは結構満足できると思います。
メンソール系はフレーバーが強くてタバコ感は少ない
メンソール系は最初にメンソールがガツンときて、後半はどんどんメンソールが薄くなりただの軽めのタバコの味になります。
メンソールがキツいのでなんとなく満足感はありますが、「タバコを吸った」という感覚は薄いかも知れませんね。
私はアイコスはメンソールを使用していますが、Ploom Sに関してはレギュラーに比べてメンソールはちょっとイマイチだと思いました。
満足感ではレギュラー一択!
まだそれぞれ1箱分しか吸っていませんが、満足感ではレギュラーがおすすめです。
メンソールはタバコというよりはフレーバーが強いです。
しかも最初だけ強烈なメンソールがきて、その後は全体的に味が薄くなるので、どちらも中途半端な感じがしましたね。
タバコの満足感を求めるならレギュラー一択だと思います。
蒸気は少なめ、臭いはアイコスの3割減くらい
蒸気の量は思ったより少ないです。
おそらくこれは200度という低めの温度で加熱しているので、蒸気が出づらいんだと思います。
「煙が出ないと吸った気がしない」という方はもしかしたら物足りなく感じるかも知れません。
しかし、私も最初は少し抵抗がありましたが数本ですぐに慣れましたので蒸気の量に関しては問題ないかと思います。
私的にはかなり関心があったニオイなのですが、高温加熱式タバコなのでやはり独特の臭いがでますね。
恒例の「嫁さんジャッジ」をしてもらいましょう。
とのことでした。
やはりいくら200度の加熱温度でも「万人に受け入れる臭い」ではないようですね。
これは今後の課題になるかと思います。
連続吸いが可能だが、あまり連続で吸うとセーフティモードに!
連続喫煙はもちろん可能なのですが、4本5本と連続で吸うとバッテリーに負荷がかかりセーフティモードになることがあります。
セーフティモードはバッテリーの温度が下がるまでなので長くても1分くらいです。
これはバッテリーの品質、安全を保つために必要な機能なのですが、画像のように通常青いLEDがオレンジになったら一旦タバコを引き抜いて蓋を閉じて下さい。
蓋が開きっぱなしでだとセーフティモードが解除されない場合がありますのでご注意下さいね。
2~3本くらいの連続吸いでしたら全く問題ないので、限られた時間で喫煙する方もこれでしたら問題なく吸えると思います。
クリーニングはほとんど不要! メンテいらずが超楽ちん!
公式では推奨していませんが、この「Ploom S」はメンテナンスはほとんど必要ないです。
実際に吸い終わったタバコの吸い殻を分解してみると、中のタバコ葉はもちろん、外側の紙すらまったく焦げたりしていません。
高温で加熱するとニコチンが外に流れ出したりしますが、200度の「Ploom S」はニコチンが流れるほどの温度ではないのでメンテンスはほとんどする必要はないと思います。
アイコスの面倒なメンテがわずらわしく感じている方には非常に魅力的ではないでしょうか。
まとめ:アイコスほどのタバコ感はないがメリットの多いデバイス!
さて、まとめといきましょう。
正直な感想としては、タバコ感、満足感をもとめるならアイコスですね。
やはりアイコスのあの最後まで満足感が長続きする「内側から加熱する方式」はよく考えられていると思います。
「Ploom S」は有害性の低下はもちろん、「吸う人と吸わない人の共存」をかなり意識しています。
その結果、高温加熱式タバコの中では200度という低温度で臭いを減らしているのですが、満足感の犠牲の割にはそこまで臭いはなくなっていないように感じました。
あくまで素人考えですが、JTにはプルームテック、プルームテック+があるので、まずはアイコス並の満足感の達成、その後の改善で臭いを減らしてもよかったのかなと思ってしまいます。
しかしながらアイコスほどではありませんが、「Ploom S」のレギュラーはなかなかキックも満足感もあります。
アイコスのように面倒なメンテンスいりませんし、作り、デザイン、使い勝手は文句なしに良いです。
最初は味や満足感に多少慣れが必要になるかも知れませんが、gloはもちろん、アイコスから乗り換えるのも十分にアリだと感じました。
専用フレーバーのコンビニ販売は4月末くらいを予定しているそうです。
それまで専用タバコは、Ploomストア、オンラインストアでの購入になりますので、そのあたりも合わせて参考にし、検討していただけたらと思います。