前回は「IQOS 3」を紹介致しましたが、今回は「IQOS 3 MULTI」のレビューです。
アイコス純正初の「連続吸い対応モデル」となるわけですが、そのデザイン、機能、使用感を詳しくご紹介致します。
IQOS 3とマルチのどちらを買おうか迷っている方も是非参考にしていただけたらと思います。
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目次
アイコス初！ 続吸いが可能の「IQOS 3 MULTI(アイコス 3 マルチ)」
今回のIQOS 3シリーズで私が一番楽しみにしていたのはこちらの「IQOS 3 マルチ」になります。
なんといってもアイコスの純正では初となる連続吸いに対応したモデル。
10本しか吸えない※というデメリットはありますが連続吸いを希望していた方には非常に気になる製品なのではないでしょう。
※使用本数に関しては後述で検証していますので参考にして下さい。
互換機では連続吸いが当たり前なのですが、それをフィリップモリスが作るとどうなるのか、ユーザーの意見はどう反映されているのか、そのあたりも詳しくレビュー致しますよ。
デザイン、質感、作りはさすが純正！抜群の仕上がり！
見た瞬間に思わず「おお！」と声を上げてしまうくらい美しいデザインです。
凹凸のないシームレスを意識したデザインで非常に品がありますね。
・新型クリーニングブラシ
・クリーニングスティック
・USB-C充電ケーブル
・USB充電器
付属品は「IQOS 3」とまったく同じです。
マルチはこの新型クリーニングブラシ以外、ブラッシングはできないので無くさないようにしてくださいね。
素材はボディ、キャップともサラサラのゴムでコーティングされています。
このあたりはIQOS 3とまったく一緒で、手触りがよく持ちやすいです。
そして何より高級感がありますよ。
重量は50gと非常に軽量なのですが、サイズは初見でもやはり少し長いという印象を受けました。
あと2cmくらい短かったら文句なしなんですけどね。
スイッチは1つしかなく、このボタン1つですべて操作ができます。
IQOS 3もそうなのですが、今回の「IQOS 3シリーズ」はとにかくシンプルとシームレスにこだわっているように思います。
私はそういうのが好きなので、文句なしのデザインですよ。
充電中も使用可能！ 底面からUSB-Cで充電
充電端子は底面についており、付属のUSBーCで充電します。
4連のLEDがバッテリー残量になりますよ。
もちろん充電中も使用が可能です。
充電中に使用した場合は、使用中は充電が中止され、使用が終わると再び充電が開始される仕組みになっています。
もちろん加熱ブレードを採用！ 面倒なメンテ地獄からは逃れられない
加熱部分はもちろんブレードを採用しています。
まあアイコスなので当然ですが、このブレードということはあの面倒なメンテンスは必要になります。
複数台使用して一気にメンテすると大変ですが、1台ならそれほど苦にならないので、美味しく吸うためにも小まめに楽しみにながら掃除するしかないですね。
キャップを外すと本体、キャップとも今までとは少し違った形をしていますので多少違和感を感じます。
しかしこのキャップが秀逸なんですよ。
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マルチのキャップは自動閉＆マグネット式！
外見は非常にシンプルなのですが、このキャップはこだわっていて面白い機能があります。
まずキャップがマグネット式になっているので、手を離すと吸い付けられるように本体にくっつきます。
これはJOUZ 20などの互換機でも採用されていますが、とても便利で簡単なんですよね。
マグネット式なので片手で簡単便利！
磁力は弱めなので使用後は片手で簡単に上にずらせます。
そして吸い殻を抜き、手を離すと勝手に本体にくっついて元に戻るんですよ。
磁石でくっついているのでキャップの故障もなく、これは便利だと思います。
自動でフタが閉じる！こだわりギミック
そしてもう1つの機能は、なんと自動でフタが閉じます。
IQOS マルチは臭い漏れを防ぐために穴を塞ぐフタが付いています。
(どうでもいいですが、このフタの上に掘られている「IQOS」がさりげなくてかっこいいですよね)
確かに今まで互換機で経験していますが、フタがないと臭いが気になる事があります。
フタ付きというだけでもありがたいのに、しかもそのフタが自動で閉じるんですよ。
画像のようにフタが開いている状態でそのままキャップを戻すと、自動でフタが閉じます。
これはギミック好きにはたまらない仕掛けですよね(笑)
仕組みは単純で、フタがバネ式になっていて、開けると内部でピンが飛び出します。
キャップを戻すと本体がピンを押し、バネが戻ると同時にフタが閉まるという仕掛けです。
マグネットとこの自動機能の相性が良いので、片手で取り回しができメチャクチャ楽なんですよ。
キャップを戻す際、引き上げた手を離してマグネットの力で勢いよく戻すとフタが閉まらないことがあります。
キャップを押し上げた指をそのまま押し下げると確実に自動で閉じますよ。
もちろん手で閉じることもできます。
心配は、仕掛けがある分ずっと使っていると壊れる可能性があるかも知れません。
見た感じではフタは繊細な印象です。
「ジーンズのポケットに入れていたらフタが取れちゃった」なんてこともある得るので、耐久性のわからない今はちょっと丁寧に扱ったほうが良いと思います。
カスタマイズ用のキャップが販売されますので、今後予備は必須になるかも知れませんね。
価格はこのギミックが付いて1,480円なので、今までのアイコスからしたら良心的ではないでしょうか。
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味は今までと変わらない！良くも悪くもアイコスの味
それでは実際に吸ってみましょう。
使用方法は、フタを開けヒートスティックを挿し、スイッチを長押しするだけです。
長めのバイブとともに加熱が開始されます。
加熱が完了して喫煙可能になると、短めのバイブが2回作動します。
IQOS 3の時も思ったのですが、「IQOS 3シリーズ」は加熱時間も短くなったかも知れませんね。
体感的に加熱完了まで早く感じます。
味は2.4PlusもしくはIQOS 3と同じ
味に関してはマルチだからといって軽いとかはありません。
2.4PlusもしくはIQOS 3と同じでしっかりとした味わいがありますよ。
味は変わらないので、あと気になるのは実際に何本吸えるかですよね。
それでは検証してみましょう。
本当に10本しか吸えない？ マルチで何本吸えるか検証
公式ではマルチは10本の連続使用が可能となっています。
10本しか吸えないなら1日これだけで過ごすのはちょっと厳しいですよね。
しかし、本当に10本しか吸えないのでしょうか。
というのもアイコスは1回の喫煙が14吸い、もしくは6分間使用することができます。
この「10本使用可能」というのは、毎回最大時間の6分で吸った場合を意味しています。
当然6分より先に14吸いしたら、それだけバッテリーを消費しないことになりますので、もっと吸えるのでは？というのが私の考えです。
満タンに充電されたマルチで何本吸えるか実際に数えてみました。
吸った本数だとわからなくなるので、新品のヒートスティックの減った数を確認する方法で検証。
さらに普段の喫煙生活で検証するために、連続で吸うとかではなく、いつもの自分のタイミングで吸っています。
私の1本の喫煙時間は、大体2分半〜3分くらいですが、たまにおしゃべりして5分くらい経っている時もありますが、もちろんそれも含めて検証しています。
結果は16本吸うことができました。
新品だったヒートスティックは4本しか残っていません。
15本を吸い終わった段階で、スイッチを押してもバッテリー残量が反応しなかったので「これで終わりかな」と思ったのですが、数秒後スイッチを押すとLEDが反応しました。
試しに吸ってみると1本吸えて、その後は時間をおいても反応しなかったのでバッテリーは空になったようです。
結論としては「1回の喫煙が2分半〜3分の方は15〜16本吸うことができる」ということになります。
ご自分が普段何分くらいで吸っているかご存知ない方は1度計ってみると、マルチで何本吸えるか目安になるかと思います。
16本吸えれば他のデバイスと兼用なら十分ですよね。
それか充電できる環境があれば少し足すことで1日持たせることができます。
「マルチだと10本しか吸えないからな〜」と購入を躊躇していた方は参考にしていただけたらと思います。
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総評：1つあると絶対便利！ サブでもメインでもイケる！
マルチの総評ですが、これは買いですね。
デザイン、作り込み、利便性、ギミックすべてがおすすめです。
IQOS 3もとても良い製品ですが、言ってしまえば2.4Plusでも代わりになります。
しかし連続吸いができるマルチの代わりは純正では現状ないんですよね。
連続吸いに限らず、これ1つで完結するのでとても使い勝手が良いです。
実際にIQOS 3とマルチを両方持ち歩いていますが、ついマルチばかり使ってしまいますよ。
まあ敢えていうならやはり少し長い気はします。
吸っている時はいいのですが、ポケットに入れると、位置によっては引っかかる時がありますね。
クリーニングの時は、付属のクリーニングブラシで大きな汚れを取って、残りをクリーニングスティックで掃除するのですが、通常のホルダーのように明かり窓がないので、暗くてクリーニングが少しやりづらく感じました。
キャップも作りが複雑なのでどうメンテするのが正解なのか今模索している最中です。
「IQOS 3」と「IQOS 3 マルチ」のどちらが買いか！
「どちらがおすすめか？」というのは用途によって変わりますが、どちらも良い製品なので出来るならセットでの購入が一番理想です。
こういってしまっては元も子もないのですが、セット販売は通常合わせて19,960円のところ、5,980円割り引きの13,980円で買うことができます。
IQOS 3単体を10,980円で買うならあと3,000円出してマルチもセットで買った方がかなりお得だと思います。
どちらか1つだけで決めるとなると・・・私はマルチですね。
理由は、IQOS 3は性能が上がっただけで基本的な機能は2.4Plusと変わりません。
マルチの方が機能やデザイン、ギミックが新鮮ですので、使っていても楽しいと思いますよ。
運転中もホルダーを戻す手間がないので楽ですしね。
先程も書きましたが、私は両方持ち歩いますが、ついマルチばかり使ってしまいます。
ですので現在2.4Plusを使っていてどちらか片方だけ買うとしたら、メインはマルチ、そしてサブに今お使いの2.4Plusですね。
マルチは実際には15〜16本吸えるのでメインでも全然いけます。
2.4Plusが壊れたらIQOS 3を買えばいいのではないでしょうか。
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まとめ
かなり長い記事になってしまいましたが、このIQOS 3 MULTIはかなりおすすめです。
キャップの耐久性はまだわかりませんが、サブでもメインでもイケるので、あると確実に便利だと思います。
私はヴェポライザーも使っているのでメインはマルチとヴェポライザー、サブにIQOS 3になりそうですよ。
IQOS 3 MULTIをご検討の方は是非参考にしていただけたらと思います。
・IQOS(アイコス) 3を完全レビュー！ デザイン、性能文句なしで現状の加熱式タバコでは最強の仕上がりだ！
