DJI初のアクションカメラが登場!その名も「DJI Osmo Action(オズモ アクション)」!これは確実にGoProのライバルになるぞ!

ついにDJIからアクションカムが発表されましたね。
その名も「DJI Osmo Action」

発表されたのは5月15日の夜10時なのですが、すでにDJIストアでは販売が開始されています。

他の販売店では入荷次第発送という形になっていますよ。

サイズや機能は完全にGoProにぶつけてきています。
アクションカメラではGoProの独壇場でしたが、これは完全にGoProのライバルになると思います。

それでは気になる性能や仕様をご紹介させていただきます。




自撮りには必須の前面モニター搭載!

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細かいスペックの前に、何といってもまずは前面モニターの存在でしょう。
この「DJI Osmo Action」は、前面、背面にモニターを装備した「デュアルスクリーン」を採用。
自撮りでアングルを確認しながら撮影ができるアクションカメラというのは、今までにはなかったので、これは画期的ですよね。

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この画像は子供と恐竜ランドに行った時にGoProで撮影した動画を切り出したものです。
恐竜に追っかけられる怖い体験をした後なので、顔面蒼白で無表情になっています(笑)

私は子供と遊びに行った時に撮影することが多いのですが、GoProは画角が広いので適当に撮っていても被写体はそれなりにアングルに収まります。
しかし、撮影被写体が自分だけならいいのですが、二人、三人と増えると自撮りできっちり画角に収めるのは難しくなるんですよ。

私と子供と嫁さん、さらに背景のキレイな景色や対象物も画角に収めるのは至難の技です。

しかし前面にモニターがあれば瞬時に確認できますので、これまで取り逃したものもカメラに収めることができちゃいます。

家族で旅行に行った時の記念写真にはかなり重宝しそうなので、前面モニターは今後のアクションカメラのスタンダードになるかも知れませんよ。

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もちろん背面にはGoProより大型のモニターを装備していますので、通常の撮影ではよりハッキリと確認することができます。

デュアルモニターの気になる点

前面と背面のモニターを切り替える方法は3種類あります。

① 背面画面を2本指でダブルタップ
② 側面のスイッチを長押し
③ 音声モードで「screen switch」と言う

複数の方法で簡単に切り替えられてとても良いとは思うのですが、ちょっと残念な点があります。

それは、録画中にモニターを切り替えると、一旦録画を停止して保存、再度録画が開始される仕組みなんですよね。

録画をしていなければ問題ないのですが、録画中にモニターを切り替えた時、保存→録画で2~3秒ラグがでます。
私は通常撮り、自撮りととっさに持ち替えることが多いので、常に両方のモニターに表示される設定も欲しかったです。
う〜ん、これはわたし的には結構残念な仕様でした。

通常は背面にして、画角が心配な時や記念撮影だけ前面に切り替えるという使い方になるかと思います。




画質・手ぶれ補正はGoPro HERO7と同等だが画角は結構違う!

一番大事な画質と手ブレ補正ですが、こちらの動画をみていただけるとよく分かるかと思います。

他にも色々な検証動画をみた限りでは、手ブレ補正能力はOsmo Actionのほうが上ですが、画質と色味はGoProのほうが良いように感じますね。

まあ、色味に関しては編集で補正できますし好みもあるので一概には言えませんが、ただ、画角は大きく変わります。
GoProの「SuperView」は恐ろしいほど超広角で、しかも「SuperView」「広角」「魚眼無効」と3段階で変更できます。

対して「DJI Osmo Action」は画角は1種類のみ。
手ぶれ補正を効かせなければそれなりに広角なのですが、手ブレ効果を効かせると78%クロップされるので、思った以上に画角が狭くなります。

比較すると、GoProの「広角」より10~20%くらい狭くなります。

ここをどう考えるかでどちらを使うか分かれそうですね。
画角が広いのを重視される方は迷わずGoProではないでしょうか。
やはりあのSuperViewの驚異的な広角は魅力です。

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狭い車内でも、至近距離でこれだけ広く撮れますからね。
画角を広くして、なおかつ手ブレ補正も効かせたいという使い方ならGoPro一択だと思います。

「DJI Osmo Action」で少しでも広角にするには手ブレをオフにする必要があります。
少し面倒ではありますが、必要に応じて手ブレをオン/オフして画角を調整するという方法もありますが・・・手ブレが必要な場面ではちょっと使いづらいですよね。

このあたりは自分の用途に合わせてよく考えてから購入する必要がありそうですよ。

画角の違いに関しては瀬戸こうじさんの動画がわかりやすいです。

「Osmo Action」はNDフィルターの付け替えも簡単!

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「Osumo Action」のもう一つの大きな特徴として、レンズカバーを簡単に交換できます。

丸いレンズカバーはネジ式になっていて、オプションアクセサリーのNDフィルターなどと簡単に交換することができます。

これはいいですよね。
アクションカメラは昼間の明るい時に撮影することが多いのですが、シャッタースピードが早すぎると、パラパラ漫画のように画像が飛んでみえます。
シャッタースピードを下げるためにもNDフィルターは必須になると思いますよ。

GoProもNDフィルターを取り付けることはできるのですが、レンズカバーがめちゃくちゃ固くて頻繁に交換するにはちょっと億劫になります。
上からかぶせるタイプもありますが、レンズカバーの上にガラスをかぶせる形になるので不自然なフレアが入る場合があるんですよ。

「Osmo Action」はGoProのイマイチな部分もしっかりカバーしてきました。




その他の性能はぼぼ互角だが、わずかに上をいっているDJIがなんかやらしい

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GoProにぶつけてきてだけあってその他の性能はぼぼ互角です。
サイズに関してはGoProより少し小さいですが、重量はOsmo Actionのほうが重いです。
しかし、このあたりは特に気になるレベルではなさそうです。

どちらも4K60Pで撮影できますが、ビットレートはGoProの78Mb/sに対して、Osmo Actionは100Mb/sとさらに高画質で記録することができます。

単体での防水性能もOsmo Actionは水深11mとGoProより1m性能が上がっていて、後出しで細かいところで少しずつ上をいっているDJIがなんかやらしく感じますね(笑)

Osmo Actionの優れた点として、「4K HDR動画」に対応しています。

HDR動画だけでもすごいのにさらに4Kですからね、このあたりはDJI恐るべしですよ。
※HDR動画の場合、最大30Pまで

ただ、HDR動画にすると手ブレ補正が効かなくなります。
HDR動画と手ブレ補正は多くの処理が必要になるので、同時には無理ということなのでしょうね。
惜しい気もしますが、これは仕方ないと思います。

音声認識機能に関しては、「Osmo Action」は現在は英語と中国語のみ対応となっています。

GoProは日本語に対応しているので、「ゴープロ電源オン」や「ゴープロビデオスタート」など日本語で操作できます。

私の拙い英語の発音で認識してくれるかちょっと心配ではありますが、音声認識に関してはすぐにアップデートで日本語に対応されるとは思います。




「DJI Osmo Action」は買いか!?

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実は私は結構たくさんのアクションカメラを持っています。
GoPro HERO6が2台、ソニーアクションカム、RunCam 3S、それとアクションカメラではないですが、DJI Osmo Pocketもあります。

これだけあって果たして「DJI Osmo Action」は買うかどうかというと・・・・発売日に速攻注文しました(笑)

理由は前面モニターを使って子供との自撮りがしてみたいのと、GoProのHERO7を持っていないからです。

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今、GoPro HERO6は2台持っているのですが、これは主に5インチのドローンに搭載して撮影するためのものです。
(3インチドローンはRunCam 3S)

もちろんドローンだけではなくプライベートでも使用していますが、プライベート専用にちょうどGoPro HERO7を買おうか迷っていたところだったんですよね。

そのタイミングでちょうど「DJI Osmo Action」が販売されたので、これはプライベートに最適かと思い購入しました。

子供とセルフィー(自撮り)をしたり、家族での記念写真など前面モニターを多用するならやはり最新のOsmo Actionが良いのではないでしょうか。

しかし自分だけの自撮りというなら超広角のGoProなら簡単に画角に収めることができますし、普通のアクションカメラとして使う場合は、逆に前面モニターの破損が気になるのでGoProのほうがアクティブに使えると思います。

画角を、SuperView・広角・魚眼無効と状況に合わせて選べるのもとても便利です。

私は用途がハッキリしているので即決で買いましたが、そうでなければ性能はほぼ同じでどちらにも良いところがあるので、これはかなり悩みますね。
画角か前面モニター、用途によってそのどちらを必要としているかが分かれ道いなりそうです。

もし私がGoPro HERO7をすでに持っていたらと考えると・・・無理やり理由をこじつけて多分買うでしょうね。新しもの好きなので(笑)

いずれにしても、アクションカメラを買う場合の選択肢が増えたのは間違いありません。
今や高画質で広角なアクションカメラはアウトド以外でも大活躍します。
特にこれからの季節は使用用途がたくさんあるので、購入される方は是非参考にしていただきたいと思います。

あ、もちろんOsmo Actionが届いたらすぐにレビューしますよ。
昨日発送されたので今から楽しみで仕方ないです。

ちなみに私は楽天のDJIストアで、44,820円で購入しました。
GoPro HERO7の実売価格より5,000円ほど安いのも魅力かも知れませんね。