今回は久々にイヤホンのレビューです。
以前に自分で買ったBOSEのワイヤレスイヤホンなのですが、非常に音質も良くて快適なんですよね。
毎日のように使用しているので良いところ、悪いところをレビューしますよ。
完全ワイヤレスイヤホンを探している方は是非参考にして下さい。
目次
「BOSE SoundSport Free wireless headphones」とは
今回ご紹介するイヤホンはこちらの「BOSE SoundSport Free wireless headphones」です。
ちょっと名前が長いので「BOSE フリーワイヤレス」としておきましょうか。
こちらのイヤホンはケーブルが一切なく左右独立した「完全ワイヤレスイヤホン」なのですが、完全ワイヤレスとは思えないくらい音質が良いんですよね。
高音質の完全ワイヤレスイヤホンを探している方には非常におすすですよ。
少し大きいがフィット感は抜群!
イヤホンにしてはサイズが少し大きくなりますがフィット感は抜群です。
運動中でも使用できる設計のため、かなり激しく動いてもハズレたり落ちたりすることはなく完璧な装着感です。
「簡単に外れちゃう」という方はおそらくきちんと耳に装着できていない可能性があります。
イヤホンには「V字」がカーブしたようなフックがついているのですが、これを耳の上から2番めの溝に引っかかるように装着します。
フックを耳の溝に指で押し込むようにハメると良いかと思いますよ。
完全ワイヤレスイヤホンの仕組み
ケーブルが一切ない完全ワイヤレスの仕組みを簡単に説明しますと、まず左右のどちらかが「主」という役割になり、もう片方が「副」になります。
※このBOSEのフリーワイヤレスは右耳が「主」になります。
「主」となる側のイヤホンにスマホなどからブルートゥースで音源の情報を飛ばし、その「主」からもう1つの「副」となる側に飛ばします。
「主」から「副」に飛ばすのも無線ですので当然そこでタイムラグが発生します。
それを同じタイミングで音が出るように中のコンピューターが調整して再生される仕組みになります。
ちなみにイヤホンをして電話などで話す場合は主側のみしか音は出ません。
基本的な操作は「主」となる右耳で
前述したようにこのイヤホンは右耳側が「主」になります。
右には再生・停止・曲送り・曲戻し・電話などを操作するファンクションボタン、その左右に音量調節ボタンがついています。
左耳側は「副」となりボタンは1つしかありません。
機能は「右耳側とのリンク」「長押しでペアリング解除」になります。
「BOSE フリーワイヤレス」でストレスなしで高音質!
なんといっても完全ワイヤレスなのでケーブルのストレスから開放されます。
ケーブルがないのでしばらく使用しているとイヤホンをしていることをつい忘れてしまうくらいです。
一度完全ワイヤレスを使うとケーブルのあるイヤホンは使えなくなるくらい快適なんですよね。
ただ、通常の完全ワイヤレスは音質にはあまり期待できません。
ワイヤレスというだけで音は劣化するのですが、それがイヤホン同士もワイヤレスですからなおさらです。
しかしこのイヤホンはかなり高音質なんですよ。
低音は十分に迫力があり高音もしっかりと伸びやかに聞こえます。
低価格のイヤホンはもちろん、高価なイヤホンと比較しても音はかなり良いと思います。
もちろん高価なヘッドホンのように音の広がりや臨場感などは敵いませんがそれでもこのサイズでこの音質なら素晴らしいと感じましたよ。
ケース型充電器で長時間の使用が可能
「BOSE フリーイヤホン」はケースが付属しているのですが、このケースは充電器も兼ねています。
イヤホン単体ですと約5時間の連続再生が可能なのですが、さらにこのケースで2回分充電することができます。
つまりイヤホンのバッテリーが満タンな状態ならケースの分も合わせて15時間使用することができるということになりますよ。
途中、ケースで充電する必要はありますが、15分の急速充電で45分の使用が可能なので、バッテリー切れで使えなかったということは一度もなかったですね。
気になる点
しばらく使用して少々気になる点もありますので記載しておきますね。
操作ボタンが固くて押しづらい
これはBOSEの防滴イヤホンすべてにいえるのですが、操作ボタンが固いんですよ。
防滴仕様で保護されているのである程度は仕方ないと思いますが、本体が小さいので非常に押しづらいです。
少し使っていると若干押しやすくはなりますが、もう少し操作しやすくして欲しいですね。
1台しかペアリングできない
それともう1つの不満は1台しかペアリングできない点です。
例えばスマホのストリーミングで音楽を聞いていて、次にパソコンでCDを聞くとします。
そういう時は一度左耳側のイヤホンで「ペアリング解除」をして、再度パソコンと接続する必要があります。
これは結構面倒なので、複数の機器に接続できる「マルチペアリング」対応だったら良かったと思います。
かなり遅延がある
完全ワイヤレスなので仕方ないとは思いますが、かなり遅延があります。
「完全ワイヤレスイヤホンの仕組み」でも説明したように「主」から「副」に情報を飛ばします。
左右の音が同じタイミングになるように処理してから再生するのでどうしても遅延は避けられないのでしょうね。
映画などを見ると映像と音にかなりズレがあるので、このイヤホンで動画はちょっとおすすめできないですね。
例えば「スイッチを押して爆破するシーン」や「ドアをノックされて振り向くシーン」など遅延があり過ぎて訳がわかなくなります。
邦画はもちろん、英語の字幕でもとても見づらいので「音楽専用イヤホン」と考えた方が良いと思います。
無くしやすい(落としやすい)
このイヤホンは左右が独立している上に小さいので無くしやすい(落としやすい)です。
一度ダウンのフードを被る時にイヤホンに引っかかって雪の中に落とした事があります。
このイヤホンはアプリを使用して落としたイヤホンを探す「捜索機能」も付いているのですが、場所がわかっても雪の中ではかなり危険です。
結果的には何とか探せましたが、みなさんもフードを被る時はご注意下さいね。
それと一時的に使用を止めた時などポケットに入れるとどこに仕舞ったかわからなくなる時があります。
なるべくケースに収納するようにすると紛失は防げると思いますよ。
外の音をかなり拾う
このイヤホンは外の音がかなり聞こえます。
私としてはこれはメリットなのですが、気になる方もいらっしゃるかも知れませんね。
音を出していない状態でイヤホンをすると、イヤホンをしていない時と同じくらい外の音が聞こえます。
おそらくBOSEは敢えてそういう設計にしたんでしょうね。
音楽を止めれば普通に会話ができるので、コンビニなどでいちいちイヤホンを外す必要がなく私は便利だと思いましたが、音楽に没頭したい方には合わないかも知れません。
そういう方は同じ完全ワイヤレスでノイズキャンセル機能があるSONYの商品の方が良いかも知れませんね。
SONYの商品を選ばなかった理由
ソニーでも同じような完全ワイヤレスイヤホンが販売されています。
商品名は「WF-1000X」。
いや〜私もソニーストアまで視聴しに行ったりして、これとすごく迷ったんですよね。
サイズもBOSEよりコンパクトですし、このサイズで外部の音を遮断する「ノイズキャンセル機能」と外部の音を取り込むことができる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載しています。
さらにBOSEのフリーワイヤレスではできない複数の機器と接続する「マルチペアリング」も可能なんですよ。
それでもBOSEを選択した理由は3つあります。
まず1つはソニーのイヤホンは小型のため、3時間しか使用できません。
同じようにケースが2回分の充電器になっているので、トータル9時間使用することは可能なのですがやはり連続3時間では心もとないかと思いました。
そして2つ目は防水(防滴)ではないことです。
雨の日、傘をさしても何かの拍子で落とした時、下が水たまりだと壊れてしまいます。
落としやすい完全ワイヤレスイヤホンだからこそ防水は必要だと思います。
そして3つ目が決定的なのですが、イヤホン本体に音量調節ボタンがないんですよね。
常に手元にスマホがあればいいのですが、そうではない時もあると思うので、イヤホン本体にボリューム調節がないのはちょっと不便に感じますよね。
もし遅延が少なく映画が見れるレベルだったらこちらを購入したかも知れませんが、どちらも同じくらい遅延がありました。
もしかしたら今後購入する可能性はありますが、とりあえず今回はこういった理由でBOSEのイヤホンを選択しましたよ。
総評:完全ワイヤレスで音質を求めるなら超おすすめ!
私個人の感想ですが、音質の良い完全ワイヤレスイヤホンを探している方にはとてもおすすめだと思います。
完璧なフィット感に併せてスポーツにも対応した防滴仕様。
デザインもかっこいいですし音質は抜群です。
そして完全ワイヤレスでケーブルのストレスが一切ないのは本当に最高ですね。
久々に買って良かったと思えるイヤホンですので、興味のある方は是非参考にして頂けたらと思います。