低価格のコンベクションヴェポライザー「kingtons Oval(オーバル)」! フルメタルボディで高級感あり!

最近はすっかりヴェポライザーにハマっている私ですがかなり節約できているという実感があります。

かといって節煙しているわけではないのがヴェポライザーの良いところですよね。

前回はコンダクション方式のヴェポライザー「WEECKE C-VAPOR3」をレビューさせていただきましたが、今回は「コンベクション方式(熱対流型)」の「kingtons Oval(オーバル)」のレビューです。

コンベクションは高価なイメージがありますのがこちらはかなり安めになっているのが魅力です。

コンベクションに興味のある方は是非参考にして下さい。

 

 

「コンベクション」と「コンダクション」の違い

一般的にヴェポライザーは「コンダクション方式」「コンベクション方式」の2種類があります。
他にも「セミコンベクション方式」というのもあるらしいですね。

【コンダクション方式】
・加熱方法:チャンバーで直接タバコ葉を加熱する。
・特徴:直接加熱しているのでコンベクションよりタバコっぽい、外側から加熱されるので加熱ムラが出やすい。価格が安い

【コンベクション方式】
・加熱方法:空気を温め熱風を作り、それを対流させてタバコ葉を加熱する
・特徴:熱対流でタバコ葉の水分を気化させるのでタバコの風味、喫味が楽しめる(独特の風味ともいえる)。熱風を使うので加熱ムラが少ない。価格が高い。

それぞれを簡単に説明するとこのようになります。

コンベクションは構造が複雑なため価格が少し高くなるのですが、今回ご紹介するのは比較的低価格のものになります。

良い面、悪い面をしっかりレビュー致しますので、是非参考にして下さい。

 

フルメタルボディで高級感抜群!「kingtons Oval(オーバル)」

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今回ご提供いただいたのがこちらの「kingtons Oval(オーバル)」。

本体はもちろん、箱からすでに高級感に溢れていますよ。

 

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【付属品】
・ヴェポライザー本体
・充電用マイクロUSBケーブル
・ブラシ付きかき出し棒
・クリーニングブラシ
・予備メッシュフィルター
・オイルカートリッジ

バッテリー容量は1,600mAhなのであまり本数が吸えないのが残念ですね。
しっかり数えたことはないので断言はできませんが、10回分くらいでしょうか。

 

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バッテリー残量の確認は電源を入れた時の電源ボタンの色で判断します。

電池残量が青:100-30%
電池残量が赤:30-5%
赤点滅:5%以下

画像では青なのでまだ100-30%あることになりますね。
電源を入れた時しか確認できないのでちょっとわかりずらいかも知れませんが、とりあえず赤になったら充電するようにすれば突然の電池切れは防げると思いますよ。

 

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作りはしっかりしていてかなり高級感があります。
そしてすごく重たいです。

フルメタルボディなので、もし足の指に落としたら骨折する可能性があるので気をつけて下さいね(笑)

 

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使い方は凝っているというか非常におしゃれです。
フタ部分を持ち上げ、くるっと回すとチャンバーが現れます。

いいですね、こういったギミック私は好きですよ。

 

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もちろんフタはこの状態で上に引っ張ると取り外すこともできます。

それでは早速葉を詰めて吸ってみましょう。

 

 

レギュラータバコがおすすめ! フレーバー系は「アレ」がすごい

「kingtons Oval(オーバル)」の使用方法

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使用方法は非常に簡単です。

まずは紙巻たばこでもシャグでもなんでもいいので、好きな葉を詰めます。

 

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そしてサイドに付いているボタンを2秒位長押しすると電源が入りバイブと共に加熱が開始されます。

 

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温度調整は190〜220度で設定できます。
電源ボタンを2回連続押しするごとに設定温度が上がっていきますよ。

そしてマスピースを立てて準備完了です。

マウスピースが中途半端な状態だと吸い込みが悪く味が全然感じられなくなってしまいますので、画像のように完全に立てて下さいね。

 

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設定温度によりますが、加熱時間は30〜40秒ほどです。
加熱が完了するとバイブが作動し喫煙状態になります。

 

レギュラー系は美味しい!コンベクションならではの風味!

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吸った感想はいいですね、なかなかイケます。
今回はまずレギュラーのシャグを試したのですが、タバコの味もしっかり感じられキックも程よくあります。

味、タバコの満足感ともに十分だと感じました。

コンベクションは直接加熱していないので余計な味がしないです。
今まで吸ってきた加熱式とは若干喫味が違いますがこれはうまいですね。

紙巻たばこもアメスピとピースを試してみましたが、こちらも美味しく吸えます。
ただ紙巻タバコは乾燥しているせいが後半は味がしなくなりましたので、やはりおすすめはシャグになると思います。

 

フレーバー系はニコチン汁が出やすい!

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今度はコルツのバニラで試してみましょう。
同じようにシャグを詰めて加熱し、吸ってみると・・・

あれ?なんか味が少し違います。

何というかしょっぱさを感じるんですよね。
それと若干苦味もあります。

気のせいかと思いしばらく吸い続けていると、原因がわかりました。

このヴェポライザーは「ニコチン汁」が結構でるんですよ。
「ニコチン汁」とは、気化した蒸気がマウスピース内で結露しそれがニコチンと混ざることをいいます。

吸い込んだ時にそれが口に一緒に入ると苦味やしょっぱさを感じてしまいます。

 

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レギュラーでは気にならなかったのに、フレーバー系にしたら一発でニコチン汁がでたので蒸気の量が関係しているんでしょうね。

このニコチン汁が出る限り、どんなに味が良いヴェポライザーでも台無しになってしまうのでこれは残念です。

まあ、それでも蒸気の少ないレギュラー系なら美味しく吸うことができますので、普段からレギュラーを吸っている方でしたらコンベクションを楽しめるかと思いますよ。
(※メンテをせず吸い続けるとレギュラーでも「ニコチン汁」がでます)

 

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使用後はチャンバー内のタバコの葉を捨てるわけですが、「シャグポン」はできません。

シャグポンとは、ヴェポライザーを逆さにするだけで中の吸い殻が落ちてくることをいいます。

 

毎回ほじくり出す必要があるので面倒ではありますが、慣れればそれほど気になりませんよ。
というより、本来シャグポンができるヴェポライザーの方が少ないので、こういうものだと思っていただいた方が良いかと思います。

 

 

タバコ葉の予備ポッドが付いている

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ちょっとおもしろい機能として、底面に予備ポッドが付いています。

ポッドの横にある爪を引くと中のポッドが取り出せます。

 

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このポッドは密閉のフタ式ポッドになっているので、中に予備のタバコ葉を収納しておくことができます。
容量が小さいので約2回分といったところですが、あると意外と便利で面白い機能ですよね。

 

「kingtons Oval(オーバル)」の気になる点

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この「kingtons Oval(オーバル)」はニコチン汁以外にも気になる点があります。

それはマウスピースの洗浄が面倒なところです。
ニコチン汁が出るので小まめにメンテナンスしたいのですが、マウスピースだけ外すことができないんですよ。

 

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洗う場合はこのフタを丸ごとになります。
マウスピースの形状の関係で中を拭くことができないので、これを完全に乾かすとなるとかなり時間がかかりそうです。

対処法としては下にティッシュをあてがい息を吹き込んで水分を飛ばすと乾きが早いと思います。

せめてマウスピースだけ取り外すことができたら良かったんですけどね。

 

 

総評:デザイン、味は良いがニコチン汁がネックなのでレギュラー専用か

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デザインはとても良いですよね。
マウスピースも収納できてスマートですし、引き出して回すギミックも私としては好きです。
重たいですがサイズもコンパクトなのでポケットに入れての持ち歩きにも便利です。

ただニコチン汁だけはいただけないですね。
どんなに美味しく吸えても、あの汁が大量に入ってきたらげんなりしてしまいます。

コンベクションはコンダクションに比べるとニコチン汁が出やすいとは思いますが、ここまで出るのはおそらくこの平たいマウスピースの形状が結露しやすい原因だと思います。

提供していただいて辛口で申し訳ないのですが、水分の少ない紙巻たばこ専用としてならニコチン汁を気にせず吸えるかと思います。

フレーバーのシャグを使用する方には正直おすすめはできませんが、紙巻きタバコで節煙をしたいという方なら良いかも知れません。

紙巻きタバコでのヴェポライザーならタバコ代が今までの1/4になりコスパは最強です。
現在、「先行販売価格」で安くなっていますので、タバコ代が値上がりしてキツイという方は試してみてはいかがでしょうか。