現在加熱式タバコで独走しているフィリップモリス(以下PM)。
それに対抗すべくブリティッシュ・アメリカン・タバコ(以下BAT)が巻き返しを狙って動き出しましたよ。
数日前のニュース記事なのですがまとめた内容をご紹介します。
今後の展開に興味のある方はご覧になって下さい。
BATはレイノルズ・アメリカンと経営統合
BATは今年9月までに米レイノルズ・アメリカンとの経営統合を目指しています。
レイノルズ・アメリカンとは全米2位にタバコメーカーです。
主な銘柄ではキャメルがお馴染みかと思います。
売上高は1兆1300億円。
BATが約2兆円の売上ですので、合併すると世界1位のフィリップモリスの2兆8000億円を超えて、事実上世界最大のタバコ企業になります。
経営統合の裏には色々な意図があるのでしょうが、これによってレイノルズがもつ電子タバコのノウハウも手に入れたことになりますね。
健康思考が高まりタバコが衰退している現状の中、次世代タバコ・電子タバコで今後さらなる展開が予想されますよ。
それに対してフィリップモリスは世界1位の座を死守すべく、もともと同じ会社だった全米首位のアルトリア・グループと再び統合する可能性が取り沙汰されています。
2016年の次世代タバコ競争から2017年はそれに加えて経営競争も繰り広げられそうです。
今年は大きな変動がありそうなので目の離せない年になりそうですよ。
JTはアフリカ市場と次世代タバコに
2社が次世代タバコの新事業で動いている中、JTはアフリカに目を付けています。
今後人口増加や経済発展が見込めるとし、現地タバコメーカーを買収して事業拡大を狙っています。
2011年にはスーダンのタバコ会社を350億円で買収、2016年には500億円を投じ、エチオピアのタバコ会社の株を40%取得しています。
さらにプルームテックの全国展開を目指し、2017年には500億円かけて販売体制を整えていますよ。
PM、BATが次世代タバコへ移行しようと動き出している中、JTはアフリカ市場と次世代タバコの両方で動いていますね。
これだけの額を投資しているなら、私が以前から願っていた新たな加熱式タバコは登場しないですね。
私はプルームテックではアイコス・グローに勝てないと思っています。
可能性があるとしたら、アイコス・グローがメジャー化し、その後さらにライトなタバコを求めた時ですね。
「一番最悪なシナリオは、アイコス専用のタバコを販売することだ」とJTが言っていますが、そうなる可能性はあるような気がします。
というか、もしアイコス用のメビウスやセブンスターが販売されたら売れると思いますけどね。
まとめ
今回の記事はニュース記事に私の感想が混ざった内容になっています。
多少偏った部分もあるかも知れませんが、個人サイトなのでご勘弁下さい。
今年はアイコスの独走を阻止するべく、2社の全国販売が予想されます。
すべての加熱式タバコが好きな時に好きなだけ購入できるようになって、初めてどれが支持されるのかわかります。
加熱式タバコはもちろん、通常のタバコへの今後の影響も気になるところですよ。