PloomTECH+(プルームテックプラス)は電子タバコの代わりにならない!? ドローと2.4秒が問題!

以前に書いた「PloomTECH+(プルームテックプラス)のカートリッジに市販のリキッドを補充する方法」の記事が人気あります。

それだけ補充を必要としている方が多いということなのでしょうね。

補充する理由としては「たばこカプセルが余る」というのが一番大きいと思いますが、PloomTECH+を普通に電子タバコとして使用したいという方も多いかと思います。

かくいう私もそう思ってカラのカートリッジに好きなリキッドを補充してカプセルを付けずに使ってみたりしたのですが、結果、PloomTECH+は電子タバコの代わりにはならなかったです。

その理由をご説明致します。

 

 

最近はメインになりつつあるPloomTECH+(プルームテックプラス)

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最近私が一番使用しているは「PloomTECH+」です。
最初に販売されたPloomTEChより格段に吸いごたえがアップされ、なおかつ味もとてもいいんですよね。

私は何か作業しながら吸うことが多いので、アイコスやploom Sなどと違い、「好きな時に好きなだけ吸える」というのも非常にメリットになります。

 

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とても気に入ったので、結局ホワイトも入手し現在は2本体制で使用しています。
ちなみにブラックはレギューで、ホワイトはメンソールと使い分けていますよ。

そんなお気に入りのプラスですが、難点は美味しいのでつい吸いすぎてしまうことです。
ずっと吸っちゃうのであっという間にたばこカプセルを消費していくんですよね。

そこでカラになったカートリッジに好きなリキッドを補充して、電子タバコとして使用すれば節煙になるかと思い試したのですが2つの理由から電子タバコとしての使用は断念しました。

 

 

ネックは「ドローの重さ」と「2.4秒」

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ドローが紙巻きタバコ並に重たい

PloomTECHプラスのドローはかなり重たいです。
「ドロー」とは、吸った時の抵抗のことなのですが、アイコスやPloom Sと比べても断然重たいんですよね。

理由はおそらく紙巻きタバコにドローを合わせているのだと思いますが、ドローが重たいということは必然的に「口吸い」になります。

「口吸い」とは紙巻たばこのように口に含んでから肺に入れて吐き出す吸い方です。
逆に深呼吸のように直接肺に吸い込む吸い方を「肺吸い」といいます。
※私が勝手にそう呼んでいるだけで正式名称はわかりません。

電子タバコはより多くの蒸気を取り込むため、基本的には「肺吸い」になります。
口吸いだと吸い込む蒸気量が少ないので味もあまり出ず、非常に物足りなく感じてしまうんですよ。

「ドローが重たく肺吸いがしずらい」というのが、プラスが電子タバコに向かないまず1つ目の理由になります。

 

2.4秒しか吸えない

もう1つはPloomTECH+の仕様が理由になります。

PloomTECH及びPloomTECH+は1回の吸引が2.4秒までと制限があります。

たばこカプセルは50回吸うことができ、50回吸うとデバイスがお知らせしてくれますよね。
この「50回」というのは実は、1回の吸引を2.4秒として計算し50回吸えるという意味で、つまり「120秒」のことになります。

ですので、吸い方によっては当然使用回数に差が出ます。

極端にいえば、1回の吸引が1秒だった場合は120回吸うことができますし、2秒なら60回吸うことができるんですよ。

JTは一番美味しく感じる吸引時間として、さらにはバッテリーにかかる負荷まで計算して「2.4秒」という時間に設定しているのだと思います。

しかし、たばこカプセルを使う分には2.4秒は最適な時間かも知れませんが、電子タバコとしては短いんですよね。
こういったことから、仮に先程の「ドローの重たさ」を克服できたとしても、1回の吸引が2.4秒しか吸えないので「肺吸い」してより多くの蒸気を取り込むことは不可能になります。
結果、電子タバコ本来の性能は発揮できず味があまり出ないので、電子タバコとして使うには不向きということになります。

 

 

まとめ

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カートリッジに補充するリキッドをすごく味の濃いものにするという方法もありますが、それでも限界はあるでしょうね。

私も原液ではキツくて吸えないカミカゼのスーパーハードメンソールでも試してみましたが、それでもほんのりメンソールを感じる程度でしたよ。

「逆にそのほんのりがいい」という方なら問題はないですが、普通の電子タバコくらい味が出ると思っていた方は多分物足りなく感じるかと思います。

PloomTECH+は、本来はたばこカプセルと合わせて使用するデバイスです。
カプセルが余ったからリキッドを補充するというならよいですが、電子タバコとして使うならやはりそれ専用のデバイスを使用するのが一番ではないでしょうか。