前回の記事で、「Ploom S」のレビューを書きましたが、今回は同じくJT新製品の「PloomTECH+」のレビューになります。
すでに販売されている「PloomTECH(プルームテック)」の強化版となるこちらの製品、果たしてどれくらい吸いごたえがアップしているのでしょうか。
作り、品質、使い勝手、吸った感想をがっちりレビュー致します。
目次
- 1 PloomTECH+(プルームテック プラス)はPloomTECHの強化版!
- 2 パッケージはいまいちセンスが感じられない(笑)
- 3 完成度の高い電子タバコ!それがPloomTECH+(プルームテックプラス)
- 4 PloomTECH+の使用方法
- 5 確かに満足感はアップ!最後までキックが続くぞ!
- 6 臭いはほとんどなし! これぞ「吸う人と吸わない人の共存」
- 7 専用タバコはレギュラー2種、メンソール2種の全4種類!おすすめはレギュラー系!
- 8 専用たばこカプセルはタバコ葉を20%増量!
- 9 カートリッジのリキッドはすべて専用配合!それならひと目でわかるようにして欲しかった ※追記あり
- 10 好印象のPloomTECH+だが、懸念はサイズ感
- 11 まとめ:これぞ次世代タバコ! これからの時代はこうなるかも!
PloomTECH+(プルームテック プラス)はPloomTECHの強化版!
まず、こちらがどんな製品なのか簡単にご説明致しますね。
「PloomTECH+」はすでに販売されているプルームテックを強化したものです。
従来のプルームテックは30度の蒸気でたばこカプセルを通過させていました。
臭いもなくスリムな「低温加熱式タバコと」して人気があるのですが、どうしてもタバコを吸った満足感が足りません。
そこで、バッテリーの出力を上げ、従来の30度から10度上げた40度の蒸気でたばこカプセルを通過させることにより、今までよりタバコの満足感や味をアップさせた製品になります。
・価格:4,980円(税込み)
・カラー:白/黒
・充電時間:90分
・充電方式:マイクロUSBケーブル
・使用可能パフ数:満充電で約250回
・ボタン操作:電源オン/オフ/カプセル交換通知解除
※自動吸引なので使用中は操作は不要
・カプセル交換通知:LED青・紫40回点滅
・バッテリー通知:青(100~21%)→紫(20~1%)→赤(0%)
私もこちらの商品はとても興味がありました。
それでは早速レビューさせていただきます。
パッケージはいまいちセンスが感じられない(笑)
まずはパッケージのチェックです。
どうせ捨ててしまうので関係ないのですが、パッケージはその会社のセンスなのでちょっと気になりますよね。
「PloomTECH+」は細長いパッケージデザインなのですが、これがどこから開けていいか全然わからないんですよね。
仕方なくチョコのお菓子のように外装の紙を剥がしたのですがこれで正解なのでしょうか。
パッケージはとっておく方もいると思うので、もう少しスマートに開けれるようにして欲しいものですね。
蓋を開けると付属品や本体が縦に並んで挿さっています。
このデザインセンスは微妙な感じもしますが、製品自体はとてもよくできていますよ。
完成度の高い電子タバコ!それがPloomTECH+(プルームテックプラス)
・PloomTECH+
・USB充電器
・マイクロUSBケーブル
・取り扱い説明書
電子タバコなのでクリーニングは必要ないので付属品はこれしかありません。
PloomTECH+は「バッテリー」「カートリッジカバー」「マウスピース」の3つの部品で構成されています。
以前から記事でも書いていたように、JTインターナショナルが海外で販売している「logic pro(ロジック プロ)」という電子タバコがベースになっています。
今回PloomTECH+で使用するにあたり、サイズや材質、重さ、リキッドもれ防止など、色々な箇所が改善されているようですよ。
ボディは滑らないようにゴムコーティングされています。
スイッチは1つだけですが、これ1つで電源オン/オフ、バッテリー残量確認、たばこカプセル交換お知らせ解除の機能があります。
デザインも良いので「非常によくできた電子タバコ」という印象ですね。
そして、見た目以上にとても軽いです。
カートリッジ、たばこカプセルなどすべて装着してもわずか42gしかありません。
もちろんプルームテックの軽さにはかないませんが、持ち歩いた際に負担にならないように作られていることが伺えますね。
それでは実際の使用方法と吸った感想をご紹介致します。
PloomTECH+の使用方法
カートリッジ・たばこカプセルの装着方法
PloomTECH+は先程もご紹介したように、バッテリー、カートリッジケース、マウスピースの3つの部品で構成されています。
まずはバッテリーとカートリッジケースを接続して下さい。
この接続箇所も良くできていて、普通の電子タバコならネジ式になっているのですが、これはロック式になっています。
位置を合わせて少し回すと、気持ちよく「カチッ」とハマります。
次に、マウスピースを外し、たばこカプセルに付属しているカートリッジを上の穴から入れます。
この際、接点部分(金具が付いている方)を下にして入れてくださいね。
マウスピースを戻し、最後にたばこカプセルを装着すれば準備は完了です。
カートリッジを入れる順番なのですが、バッテリーとの接続部分から入れることも一応できます。
しかし中のピンの位置が合わないとひっかかってうまく閉まらないことがあるので、私が説明したようにマウスピース側から入れる方法がおすすめです。
操作方法
操作はボタンが1つしかないのでとても簡単です。
まず、スイッチを3回連続で押すと電源が入ります。
電源が入ればあとは吸うだけです。
PloomTECH+はプルームテックと同じように、吸い込むと自動で通電しますので、使用の際は何もせずただ吸うだけでオーケーですよ。
基本的な使用での操作はこれだけです。
6分間何も操作しなければ自動で電源が切れますし、手動で電源を切りたい時はスイッチを3秒長押しして切ることもできます。
50パフお知らせ機能は解除が必要!
プルームテックというとたばこカプセルの交換時期を知らせる機能がありますね。
PloomTECH+にももちろん搭載されていて、スイッチ周りのLEDが40回点滅して知らせてくれます。
お知らせ機能が作動したあとは、カプセルを交換してもスイッチ長押しで解除しないと次に吸うことができないでのご注意下さい。
これにより確実にカプセル交換時期がわかるようになりましたし、解除できるのでプルームテックのように40回の点滅が終わるのを待つ必要がなくなりました。
操作方法に関してはこれくらですね。
それでは実際に吸ってみましょう。
確かに満足感はアップ!最後までキックが続くぞ!
PloomTECH+に興味がある方はどれくらい満足感がアップしたかが気になると思います。
実際に吸ってみた感想は確かに吸いごたえは上がりました。
そうですね、プルームテックの3割増しといった感じでしょうか。
しかも味も良く、レギュラーのあのイガイガした感じがなくとても吸いやすいんですよ。
プルームテックのVAPE的な味は好きだけどちょっと物足りないと思っている方にはこれはおすすめだと思いますよ。
ただ、過度な期待は禁物です。
あくまでプルームテックと同じ仕組みで、蒸気をたばこ葉に通過させているだけなので、完全にタバコの代わりになるかと言われたらそうではないですからね。
味の持続性なのですが、やはり最初の吸いごたえは後半まで維持はできないです。
これは仕組み上、仕方ないと思います。
ただ、味は薄くはなりますが、喉にくる「キック感」は最後までそれなりに感じます。
ここが従来のプルームテックから大きく強化された点なのかも知れませんね。
臭いはほとんどなし! これぞ「吸う人と吸わない人の共存」
臭いに関してはさすがプルームテックの強化版、ほとんどしません。
これならリビングでもどこでも吸えますので、嫁さんからの許可も間違いないと思います。
出力が上がったので蒸気の量はかなり多いのかと想像していたのですが、従来のプルームテックとそれほど変わらない印象です。
あまり多いとリビングでも喫煙所でも目立って吸いづらいので安心しました。
専用タバコはレギュラー2種、メンソール2種の全4種類!おすすめはレギュラー系!
現在PloomTECH+の専用たばこカプセルは、レギュラー2種類、メンソール2種類の合計4種類でています。
レギュラーは和をイメージして、「抹茶」と「ほうじ茶」、メンソールは「甘め」と「ミント」があります。
美味しいです。
少し甘みがあり、わずかに抹茶の香りがして癖がなく飽きずに吸うことができます。
癖がなさすぎて物足りないと感じる方もいるかも知れませんね。
・ロースト・ブレンド(レギュラーほうじ茶)
こちらはリキッドにロースト成分が配合されており、本当に「ほうじ茶」の味がします。
炒った感じの香ばしい味と香りがしてこれもかなりいいですね。
・クリア・ミント(甘めメンソール)
こちらは少し甘めのノーマルメンソールです。
メンソールはかなりきつく清涼感は抜群ですね。
メンソールが強いのでタバコ感は控えめになるので、フレーバー感覚で吸うと良いかと思います。
・コールド・ミント(ミント感抜群メンソール)
最後のこちらはとにかくミントが強いです。
ミントガムの味がして好きな人は好きだと思いますが、私はちょっとミントが強すぎて苦手でした。
ミント好きの方はハマると思いますよ。
今回の4種類のフレーバーでおすすめなのは「レギュラー系」ですね。
抹茶もほうじ茶も癖がないので吸いやすいく、とても美味しいと思いました。
クリア・ミントもメンソールが強くてそれなりに満足感はあるのですが、逆にメンソールが強すぎてタバコの味があまり感じられません。
悪くはないのですが、よりタバコの味を感じられるレギュラーの方が私は好きでしたね。
今はまだ4種類ですが、今後は私が好きな梨味など、どんどん種類を増やして欲しいです。
専用たばこカプセルはタバコ葉を20%増量!
PloomTECH+は出力が上がったので、従来のたばこカプセルだとすぐに味がなくなってしまいます。
そこで、PloomTECH+用に開発されたたばこカプセルは、タバコ葉を約20%増量したそうです。
たばこカプセル自体の大きさは同じなのですが、中の葉の量が増えたのでたばこカプセルも1箱500円と高くなってしまったんでしょうね。
カートリッジのリキッドはすべて専用配合!それならひと目でわかるようにして欲しかった ※追記あり
PloomTECH+のリキッドはこういったカートリッジに入っています。
なんと、中のリキッドは、「ほうじ茶用に配合されたリキッド」「抹茶用に配合されたリキッド」など、タバコ葉に合わせてすべて配合が違うんですよ。
これはなかなかこだわっていますね。
ただ、このカートリッジは包装ビニールの色に違いはありますが、一度開けてしまうと区別がつかないんですよね。
色々な種類のたばこカプセルを使う方は混ざると何がなんだかわからなくなります。
今後はひと目でわかるように工夫して欲しいと思いました。
【1/27 追記】よく見るとカートリッジ側面に書いてありました!
申し訳ありません。
明るいところでよく見ると、カートリッジの側面に「MILD BLEND」や「COLD MINT」など、フレーバーの種類がしっかり書いてありました。
JTさん、よく確認せずに文句を言って申し訳ありません。
好印象のPloomTECH+だが、懸念はサイズ感
わたし的にはなかなか好印象のPloomTECH+ですが、問題はサイズ感だと思います。
今プルームテックをお使いの方がプラスに変更するとなると結構サイズが変わってくるんですよね。
プルームテックはタバコサイズで非常にスリムですが、プラスは完全に電子タバコです。
電子タバコに慣れている方ならよいですが、プルームテックしか使ったことがないとこのサイズを持ち歩くのはちょっと抵抗があるかも知れませんね。
そこでPloomTECH+はケースに入れて持ち歩くことをおすすめします。
プラス用の専用ケースでもよいのですが、従来のプルームテックのキャリーケースにちょうど入るんですよね。
マウスピースやカートリッジも入り、測ったようにピッタリサイズです。
※キャリーケース・コンパクトには入りませんのでご注意下さいね。
プルームテックとPloomTECH+をセットで持ち歩くこともできますので、これでしたら抵抗なく使用できるかも知れませんよ。
まとめ:これぞ次世代タバコ! これからの時代はこうなるかも!
今回のレビューは参考になりましたでしょうか。
タバコの満足感が劇的に上がったというわけではないですが、それでも従来のプルームテックより強化されたのは間違いないと思います。
「臭いは出したくないけど、プルームテックじゃ軽い」と思っていた方にはかなりおすすめの製品だと思いますよ。
アイコスやPloom Sのサブとしてもピッタリですので、気になっていた方は是非参考にしていただけたらと思います。
ただし、先程も書きましたがプルームテックの2〜3割増しくらいですので、高温加熱式タバコほど満足感はないということは理解しておいて下さい。
今はアイコスやgloなどの加熱式タバコが「次世代タバコ」と言われていますが、ニコチンリキッドが法律で禁止されている日本では、さらなる次世代はこういったタバコが主流になるかも知れませんね。
臭いがない、有害性物質も9割以上削減、とにかくクリーンなタバコを一度試してみてはいかがでしょうか。