史上最大の10連休というG.Wもようやく終わりましたね。
私は最後の2日間だけ連休だったので、温泉旅行→動物園→お墓参りと、駆け足でG.Wに参加しました。
とにかく人が多くてなかなか疲れましたが、子供と嫁さんと濃密な時間を過ごせて楽しかったですよ。
そんな家族サービスの間、なんとタバコは1本も吸っていません。
というのも、別に禁煙したというわけではなく、ここ数日間は電子タバコだけで過ごしているんですよ。
タイトルでおわかりになるかと思いますが、最近はニコリキを使用しているので、タバコを吸う必要がないんですよね。
ニコリキはタバコ代は激安になりますし、持ち歩くデバイスも小型の電子タバコだけなので非常にスマートになります。
しかし、メリットがある反面、当然デメリットもあります。
今回ニコリキに関して私なりに調べたことと経験したことをご紹介致しますが、それ以上にご自分で調べて判断していただけたらと思います。
目次
「ニコチン入りリキッド」は日本での販売、譲渡は違法!!
「ニコリキ」はVAPEをやられている方は名前くらいは耳にしたことがあるかと思いますが、「ニコチン入りリキッド」のことをいいます。
先に重要なことをいっておきますが、日本では薬事法でニコチン入りリキッドの販売や譲渡は禁止されています。
「ニコチンが入っているタバコは国内で販売しているのに、なんでニコリキはダメなの?」という疑問が生まれるかと思いますが、ニコリキは名前の通りニコチン溶液なので「薬品」の部類になります。
薬事法でニコリキは、「毒薬、劇薬または処方せん医薬品」に属するので、販売に相応の規制がかかってしまいます。
一方、海外ではニコリキがに認められている国も多くあります。
コストがかからず味が良い、さらにタバコの代わりになるなら、これに切り替えない手はありませんよね。
加熱式タバコが登場して空前の大ブームとなりましたが、これは紙巻きタバコ以外選択肢がない日本だけの話です。
ニコリキが認められている国からみたら、たばこ税がかかるアイコスにはなんの魅力も感じないでしょうね。
販売、譲渡は違法でも、個人輸入なら問題なし!
ニコリキは、「毒薬、劇薬または処方せん医薬品」に属するので、販売や譲渡は認められていませんが、個人で輸入して、自分で使うだけなら何ら問題はありません。
「譲渡」も違法なので、個人で輸入したからといって人にあげたりするのも法にひっかかるのでご注意下さいね。
「試しに吸ってみる?」と人に勧めるのもなるべくしないほうがよいかと思います。
先程から「輸入」といってますが、何のことはなく「海外サイトで買う」という意味です。
輸入できる量は1ヶ月で合計120mlまでと定められています。
これ以上になると関税にひっかかり日本まで届かないので、必ず量を守ってご購入下さい。
ここからは私がいつも利用している「ニコリキが買えるおすすめの海外サイト」と「購入方法」、さらには「使った感想」をご紹介致します。
ニコリキを買うなら「HiLIQ(ハイリク)」がおすすめ!
ニコリキが購入できる海外サイトはいくつかありますが、価格、信頼度、発送スピードを考えると私は「HiLIQ(ハイリク)」一択です。
「HiLIQ(ハイリク)」は中国の会社です。
日本人なら中国の製品と聞くと不安があるかも知れませんが、VAPE機器のほとんどは実は中国製なんですよね。
そしてVAPEの本場アメリカに、ニコリキやノンニコリキッドを卸している実績ある会社なので、そのへんのリキッド製造会社より信頼性があります。
さらに卸し会社なのでメッチャクチャ安いです。
それと一番おすすめな理由は、サイトが日本語で作成されています。
海外サイトで一番の障害は「英語表記」なのですが、ハイリクは「ニコリキを個人輸入しなければならない日本人の為のサイト」といっても過言ではないと思いますよ。
さらにナイスな機能として、吹き出しマークから担当者と日本語でチャットも可能です。
わからないことはチャットで質問すればすぐに返事がくるので、困ることはまずないと思います。
サイトが日本語で書かれていて、製品の質が良く到着が非常に早い、さらに価格も安いときたらもうここで買わない理由はないと思います。
というわけで、「HiLIQ(ハイリク)」での購入を前提に話を進めていきたいと思います。
「HiLIQ(ハイリク)」での購入までの流れ
アカウント作成

まずは「HiLIQ公式サイト」を開き、右上の「ACCOUNT」から「新規登録」を選択します。
すでにアカウントを作成されている方は「ログイン」を選択して下さい。

アカウントは名前(ローマ字)とメールアドレス、誕生日とパスワードだけなのですぐに作成できるかと思います。
アカウントが作成できたら、早速どんなリキッドがあるか見てみましょう。
リキッド選択

メニューの「商品カテゴリー」からリキッド選択するのですが、非常にたくさんの種類があります。
「何を見たらいいかわからない、どれを買ったらいいかわからない」という場合は、「売れ筋ランキング」の中から選ぶとよいかと思います。
「売れ筋ランキング」には人気のリキッドがズラッと表示されているので、あまり外れはないと思います。
もしくは手っ取り早く、「HILIQ 2019 JP TOP 10 リキッド セット」で人気リキッドがセットになったものを購入するのもおすすめです。
自分で選ぶと同じような味しか買わない傾向があるので、セットで色々試してみるのも面白いと思いますよ。
それで気に入ったリキッドを再購入すると効率がよいかも知れませんね。
ちなみに私も試しに購入してみましたが、意外なものが気に入ったりして楽しいです。
ニコチンフレーバーとニコチン原液
ニコリキと一言でいっても、最初からフレーバーにニコチンが入っているタイプと、自分でフレーバーに添加するタイプの2種類があります。
画像でいうと左3本がニコチンフレーバーで、右1本がニコチン原液になります。
後者のニコチン原液は、ご自分のノンニコリキッドに添加することにより、どれでもニコリキに変えることができるので便利なのですが、0.1ml単位で調整が必要になります。
例えば自作で6mgのニコチン濃度を作ったとしても、初めてだと「本当にこれが6mgなのか」と不安になると思うんですよ。そういう私がそうでした。
さらに自作には、こういった細かいメモリの付いている注射器なんかも必要になります。
いきなり原液で自作してもよいですが、できれば最初はフレーバーにニコチンが添加されているものを一緒に購入しておいたほうが間違いないかと思います。
ニコチン濃度と比率を選択する

気に入ったリキッドが見つかったらニコチン濃度とVG:PG比率を選択します。

まずは容量とニコチン濃度を決めます。
左の数字は全体の容量で、真ん中の数字がニコチン濃度になります。
選択した容量と濃度により価格が変動する仕組みになっていますよ。
私がおすすめするニコチン濃度は後述記載していますが、最初は3mgや6mgと、軽めのニコチン濃度から始めるとよいかと思います。

容量と濃度を選択したら、次はリキッド成分となるVG:PGの配合を選択します。
VGの主な役割は煙を発生させることで、PGは味と喉へのキック感を与えます。
-HiLIQ公式サイトより-
VGが多いと粘度が高くなるので電子タバコの種類によってはコットンの吸収が間に合わずドライヒットすることがあります。
ですので、最初は基本となる「50:50」を選択するとよいかと思います。
「喉の刺激を減らしたい、爆煙したい、RDAだけで使う」といった場合はVG70:PG30がおすすめです。
ちなみに私はいつも50:50を購入しています。
発送と支払い方法
欲しいリキッドが決まったら、発送方法と決済の選択をするのですが、発送は、「日本専門便」がおすすめです。
とにかく早くて、5~7日以内に商品が手元に届きますよ。
決済は海外サイトでは定番の「PayPal」を使いましょう。
PayPalは以前にも海外サイトでの購入方法でご紹介しましたが、カード決済代行会社の最大手です。
相手の会社にカード情報が伝わることなくカード決済ができるので、海外サイトでの購入に「PayPal」は必須になりますよ。
HiLIQは確か日本語の住所に対応していたはずですが、一応英語での住所の書き方も記載しておきますね。
参考例:北海道札幌市中央区北1条西2丁目1-1 時計台マンション301
→ #301 Tokeidai-Mansion,1-1 Kita1jonishi2tyome,Tyuoku,Sapporo-City,Hokkaido
おすすめニコチン濃度と効率のよい購入方法
ニコリキを使うなら当然電子タバコが必要になりますが、どんなデバイスを使うかによってニコチン濃度も多少変わってきます。
そこで私の浅い経験上になりますが、参考までにご紹介したいと思います。
まず、画像右のような「RDA」でニコリキを吸う場合です。
これは私の場合、主に自宅用になります。
RDAは出力が高いので少し抑えめのニコチン濃度がおすすめですね。
私が色々試した結果、抵抗値は0.8~1Ω、出力ワット数18W前後の設定で「ニコチン濃度6mg」がちょうどよかったです。
もう少し強くてもいいのですが、RDAは味が良く出て美味しいのでついたくさん吸ってしまうんですよね。
あまりキツいと体によくないので少し軽めにしています。
そして画像左は持ち歩き用のポッド型VAPEです。
このVAPEは「ORION」という製品でポッド型の割にはかなり味がでるので私のお気に入りです。
ポッド型ですと、他にも以前にご紹介した「ターレス」なんかが有名ですね。
このポッド型というのはRDAに比べるとそこまで味は出ないので、少し高めのニコチン濃度で吸っています。
私のおすすめはポッド型でしたら「ニコチン濃度12~14mg」です。
18mgも試してみたのですが、吸えることは吸えますがしばらく吸っていると喉に違和感を感じます。
基本的に吸いすぎてしまうVAPEは軽めがよいと思いますので、現在はRDAは6mg、ポッド型は12mgをメインに使用しています。
人気ペン型VAPEの「AIO」もしっかり味がでるので、とりあえず6mgくらいから始めるとよいかと思います。
物足りなく感じたら徐々に強くしていって下さい。
自分に合ったニコチン濃度を把握する
私が最初に買うにあたり、どれくらいが自分にちょうどよいかわからなかったので、同じ味のニコリキを6mg、12mg、18mg、それと原液(ニコチン濃度10%)を購入しました。
各30mlなので、これで法律内の120mlになります。
味はメインで使うために甘みのない「ウルトラメンソール」です。
これで、どのデバイスにどれくらいのニコチン濃度が自分に合うのか検証しました。
初めは自分の基準がわからないと思うので、まず最初はニコチンが入っているリキッドで試し、自分好みのニコチン濃度がわかったら、自分で自作するなり、追加で購入するなりすると効率が良いかと思います。
それと、送料は1回で1,000円ちょっとかかるので、できるだけ最大量をまとめて購入したほうがよいかと思いますよ。
最初は多少の我慢が必要だが、慣れればタバコ不要に!
さて、実際にニコリキを試した感想ですが、喉へのキックはしっかりとあるのですが、やはりタバコとは違い、いきなりこれだけで満足できるかというと難しいと思います。
最初はそれなりに我慢が必要になるかも知れませんね。
私は今はニコリキメインですが、最初はアイコスを手放せず常に両方持ち歩いていました。
特に朝の一服と食後の一服、それとしばらく吸えなかった時の一服はアイコスが吸いたくなりました。
現在はVAPEしか持ち歩いていないので、朝の一服以外はニコリキのみ使用しています。
「どんなタバコでも慣れればそれだけでイケる」ということは経験しているので、とにかく最初だけ我慢すればニコリキだけで満足できるようになると思います。
ニコリキの特徴として、タールがゼロなのでタバコほどの満足感はありません。
しかし、ニコチンはしっかりと摂取しているので、少し遅れて全身にニコチンが回っているような感覚になるんですよ。
最初に吸って、「全然満足しない」と思っても時間が経つにつれて欲求は満たされると思いますので、そのつもりで試してみて下さい。
ニコリキのコストは月3,000円くらい!タバコと12,000円の差額!
ニコリキだけで1ヶ月過ごした場合、月にいくらくらいかかるか計算してみましょう。
すでにVAPEをお持ちの方も多いかと思いますので、今回は月にかかるコストだけ計算してみます。
私の場合、1日に消費するリキッド量は大体2~3mlくらいです。
月にすると約90mlなので、余裕をみて100mlで計算してみましょう。
使用するVAPEは一番使用頻度の高いポッド型です。
前述したようにポッド型では12mgのニコチン濃度を使用していますので、「ウルトラメンソール/100ml/12mg」で計算した場合、ニコリキの価格は10.89ドルになります。
それに10.60ドルの送料が加算されるので、合計21.49ドルになります。
今の相場だと1ドル110円くらいですので、月にかかるニコリキ代はたったの2,364円です。
他に交換用ポッド代が月に700円くらいかかることを加味しても、大体3,000円くらいで済んじゃいます。
タバコだと15,000円くらいかかるので、その差額は12,000円にもなります。
とはいっても最初は自分好みのフレーバーを探すのに、あれもこれもとリキッドを買ってしまうので、もう少し経費がかかるとは思いますけどね。
しかし、原液を買って自分でニコリキを作ればさらに安く済ますこともできますので、コストは比較にならないくらいニコリキに分があるかと思います。
ニコリキは取り扱いと管理をしっかりと!
ニコリキは濃度が濃ければ濃いほどリスクが高くなるので、特に原液はしっかりした管理が必要になります。
一番気をつけたいのは小さい子供の誤飲ですね。
リキッド自体が甘いのでつい口に入れたり、親の真似をして飲んだ例もあるそうです。
高濃度のニコチンで中毒になると最悪の場合死に繋がりますので、鍵付きの箱に入れて保管するなど、念には念を入れて管理して下さい。
ニコリキを入れたVAPEも、子供の手が届くところに置かずにしっかり管理して下さいね。
使わない時は、常にロックもしくは電源をオフにする癖をつけておくことをおすすめします。
もう1つ気をつけたいのは、原液での自作中に手に付いたり目に入ったりした場合です。
ニコチンは皮膚からもが吸収されますので、その場合はすぐに目や手を水で洗い流して下さい。
痛みが残ったり体に違和感を感じるようならすぐに皮膚科や眼科の受診をおすすめします。
私の経験上ですが、何度が原液が手についたことがありますが、すぐに洗い流せば問題はなかったです。
しかし、目に入るのは想像するだけで恐ろしいので、私はいつもハズキルーペをかけて調合しています。
私は老眼なので注射器の細かいメモリが見えないんですよね。
ハズキルーペは「拡大&目の保護」ができるので、ニコリキ調合には一石二鳥で超おすすめですよ(笑)
ニコリキのメリットとデメリット
最後にニコリキのメリットをデメリットをまとめてみます。
・タバコ代が月3,000円くらいで済む
・持ち物がシンプル
・臭いが少ない(フレーバーによる)
・スマートでかっこいい
・フレーバーの種類が豊富
・タールが出ないので部屋が汚れない
-デメリット-
・購入が海外通販になる
・月に120mlと制限がある
・煙量が多いので部屋が白くなる(VAPEによる)
・慎重な取り扱いが必要
思いついたことを書いてみましたが、メリットとデメリットはこんな感じでしょうか。
私は主に2mlタンクのポッド型VAPEを使っているのですが、リキッド補充は1日1回するかどうかなので非常に楽ちんです。
持ち歩くものも、小型のVAPE一つだけなので荷物が少なくて快適ですね。
一番気になるデメリットは煙量が多いのでリビングなんかで吸うと部屋が白くなることです。
これは嫁さんからもちょっと不評なんですよ。
ですので、自分の部屋以外は結局換気扇の下で吸っています(笑)
まとめ
今回ニコリキに関して長々と説明しましたが、あくまで「”今タバコを吸っていて、タバコ代を節約したい、もしくは紙巻きタバコから卒業したい”という人にはこういった方法もある」という内容になります。
ですので、ニコリキを推奨しているわけではないということをご理解下さいね。
私も最初は抵抗があったのですが、実際に試したら予想以上に自分に合っていたので今回ご紹介させていただきました。
このサイトをご覧になっている方は全員大人のはずですので、ご自分で調べて判断していただけたらと思います。
というわけで、今後はお金のかからないニコリキメインにしつつ、状況によって加熱式タバコ、VAPE、ヴェポライザーを使っていきたいと思っています。
まあ、今までと変わらないですね(笑)
ニコリキに興味がある方はリスクを認識の上、参考にしていただけたらと思います。
※ニコチン原液を取り扱うと、思いもよらない事故が起こる可能性もありますので、長袖、手袋、保護メガネをして調合することを推奨致します。