今回は初となる「アイコスの分解カスタマイズ」になりますよ。
結構前にオンラインストアで「旧型のゴールドホルダー」を購入したのですが、旧型はブレードも焦げやすいしバイブ機能もないのでどうしても使う気になれないんですよね。
しかしそのまま使わないのももったいないので、この旧型ゴールドホルダーの中身を2.4Plusに入れ替えてみようと思います。
「この旧型限定ホルダーが2.4Plusだったらな〜」という方は参考にして頂けたらと思います。
それと、保証が切れて故障した限定ホルダーをお持ちの方も必見ですよ。
しかしあくまで自己責任でお願い致しますね。
目次
メタリック感が美しい「ゴールドホルダー」
こちらは先日レビュー記事を書いた「旧型ゴールドホルダー」になります。
レビュー記事はこちら
>>IQOS(アイコス)限定ホルダー「ゴールド」をレビュー!キャップ交換であのスーパーヒーローカラーに!
購入当初は旧型なのでいまさら記事を書くつもりはなかったのですが、手にしてみるとあまりのかっこよさについレビューを書いてしまいました。
しかしやはり旧型。
ブレードも焦げやすいし刺さりも悪い、さらにバイブレーション機能もないので物足りなくて使用する気にならないんですよね。
ただこのままにしておくのはもったいないです。
違うのは中身だけなので、いっその事自分でこのゴールドの中身を2.4Plusに交換してしまえばいいんじゃないかと考えました。
きっかけとなったのは以前にコメントを頂いたIQOSな人さんです。
アイコスが分解できれば自分でカスタマイズできるそうなので、私もさっそく試してみましたよ。
旧型限定カラーを2.4Plusにリニューアル!
今回はこちらの2.4Plusのネイビーホルダーに旧型ゴールドの外装を移し替えます。
ここでまず必要とする部品を整理しておきましょう。
・絶対必要:外装カバー、キャップ
・一応必要:リング、スイッチ
・いらない物:中の機械
<2.4Plusネイビー>
・絶対必要:機器本体、リング、スイッチ
・いらない物:外装カバー
リングとスイッチは2.4Plusを使用する予定なのですが、一応どの組み合わせでも使えるように分解しようと思っています。
分解する順番はどちらからでもいいのですが、今回のような場合は私は旧型ゴールドからの分解をおすすめします。
理由は外装カバーをそのままの状態で分解する方が難しいからです。
先に2.4Plusを分解したはいいけど、そのあとゴールドが分解できないとただホルダーを1つダメにするだけですからね。
それではこれを前提に分解していきましょう。
旧型ゴールドの分解方法
キャップを外す
こちらは「外装カバーが必要で、中身は必要ない」という状況になります。
まずは普通にキャップを外します。
ここまでは誰でもやったことがありますね。
さあここからが本格的な分解ですよ。
といってもそんなに大したことをやるわけではないですけどね。
とりあえず分解している最中に加熱が始まると危ないので、一度スイッチを長押しして加熱させ、すぐに停止して下さい。
これでスイッチを押しても赤ランプになったと思います。
リングを外す
次にスイッチの周りにあるリングを外します。
リングを付けたまま外すことも可能ですが、万が一折れたら困るのでできるなら最初に外しておいた方が良いと思います。
リングは基本的には写真のように親指の爪をリングの下に引っ掛けて外すことができます。
個体差があるかも知れませんが、私は練習用の壊れたアイコスを含めすべて親指の爪で外すことができました。
リングは爪で引っかかっており、その爪は大きく分けるとスイッチを挟んだ左右と真後ろの3箇所にあります。
まず最初にスイッチ周りの爪から外して最後に後ろの爪を外すと良いと思います。
親指の爪では外れないという方は、薄い板のような工具を使用して外して下さい。
しかしこのリングは外す時に塗装がはげることがあります。
シルバーは塗装が剥げづらいのですが、2.4Plusは黒にゴールドの塗装をしているので結構簡単に剥げるのでご注意下さいね。
ハンマーで叩いて抜く!
ここからは力が必要になります。
充電の接点部分に六角レンチをあて、ハンマーで叩きます。
特に六角レンチじゃないとダメという訳ではなく、外装カバーより小さければ木片でも何でもいいですよ。
傷がつくのが心配な場合はあて布をして下さい。
六角がはまるドライバーをあてがい、そのドライバーをもう一人に押さえてもらい、外装カバーをしっかり握ってハンマーでガンガン叩きます。
ここまでは簡単に抜けたのでこれは楽勝かと思ったのですが、ここから全然動かなくなりました。
いくら私でもいきなり旧型ゴールドを分解したのではなく、その前に家にあったブレードが折れているジャンクホルダーを先に分解して仕組みを把握しておいています。
外装カバーの内側に小さい突起があって、その突起が中の黒いスチールの溝にはまって固定されています。
他にもあるのかも知れませんが目立った突起はこの箇所くらいでしたね。
ですので後はパワーしかないです。
コツはとにかく外装カバーが滑らないようにグリップのついた手袋を付けてしっかり握ることですね。
私は手袋が家になかったので、太めの輪ゴムをぐるぐる巻きにしてグリップを良くして握りました。
グリップを強くしたことにより滑らず無事抜くことができました。
時間にして15分くらいかかったと思います。
ちょこちょこ叩いても意味がないので、とにかく握っている手が滑らないように工夫して、後は遠慮せずハンマーで叩くと良いかと思います。
2回目の今なら2分もあれば分解できる自信がありますよ。
しかし、これはあくまで中の機器を壊してもいいという前提ですからね。
このまま本体も使いたいという場合はまた話が違ってくると思います。
今回は残念なことにゴールドホルダーの赤いスイッチに傷が入ってしまいました。
私がハンマーで叩く時にスイッチを押したのが原因です。
中にすぽっと入ってしまい取り出せなくなったので、しかたなくそのままの状態でハンマーで叩いたのですが、完全に抜けた時に上から押されてスイッチに傷が付いてしまったようです。
まあ元々スイッチは2.4Plusの物を使う予定でしたし、初めてなので今回は仕方ないということにしましょう。
みなさまはスイッチには触らないようにご注意下さいね。
2.4Plusの分解方法
さて次は母体となる2.4Plusの分解です。
こちらは機器を無傷で取り出さないとダメなのでハンマーは使用しません。
キャップ、リングまでは同じ手順で外し、外装はプラスチックカッターを使用して衝撃を加えることなく分解します。
プラスチックカッターでガリガリと削ります。
こういったカッターは真ん中は比較的切れるのですが、最初と最後はなかなか上手く切れないんですよね。
プラスチックカッターで切れない部分は、万能ハサミを隙間に潜り込ませて少しずつ切っていきます。
スチールの側面に多少傷が付いても問題ないのですが、最後の充電の接点部分は慎重に切ったほうが良いと思います。
最後まで切れたら後はラジオペンチなどでつまむと簡単に外せます。
これで分解することができました。
スイッチはこの状態で手で引っ張れば外れますが、その前に一度押してランプがつくか確認しておいて下さい。
分解前に空焚きしたので赤ランプが点灯していますが、機器やバッテリーには問題はなさそうです。
分解するとこういった金具が外れることがあります。
私は知らないうちに取れていたのでどの部品かわからず最初は悩みましたよ。
この部品は写真のようにバッテリーの先端に取り付ける部品です。
スチールのカバーを止める役割もあるので無くさなようにご注意下さいね。
ちなみに今回は着せ替えなので関係ありませんが、ペンチなどでつまんで引っ張ると外側のスチールカバーが外れます。
写真の機器はブレードが折れていますが、スチールカバーを外すと加熱ブレード、基盤、バッテリーが丸裸になります。
知識があれば修理もできますし、寿命がきたバッテリーを交換することも可能ですよ。
さあこれで分解は完了です。
あとは組み立てだけなので簡単ですよ。
アイコスホルダー組み立て方法
組み立ては慌てず優しく
まずはゴールドの外装の装着します。
スイッチにかぶらないことを確認してゆっくり挿し込んで下さい。
すると途中で止まりそれ以上入らなくなります。
それはそうですよね、抜く時に突起が溝にはまっていたので、装着の時も溝に入れる必要があります。
しかしはめる場合は力はいりません。
このまま手で押し込んで入る場合もありますが、キツイ時はゴムハンマーなどで軽く叩いて下さい。
このブレード付近のスチールは結構簡単に曲がりますので優しく慎重に叩いて下さいね。
リングをはめる
今回はどっちのリングを使いましょうか。
カスタマイズはこのように部品を選択する楽しみがあるのがいいですね。
今回はスイッチが2.4Plusなので、リングも合わせて2.4Plus(色の濃い方)を使いましょう。
リングをはめる時はリングの爪を親指の爪で押さえるようにして上から押し込みます。
しっくりはまらないことがありますが、何度か押し込むとキレイにはまると思います。
それか最初にリングをはめてから外装を装着しても良さそうですね。
どちらでも構いませんので好きな方で装着して下さい。
着せ替えカスタマイズ完成!
最後にキャップをはめれば完成です。
いかがでしょうか。
純正とは少し違う「ゴールドホルダー」の誕生です。
上が純正の2.4Plusのゴールドホルダーで、下が今回着せ替えしたホルダーです。
使う予定のなかった旧型ゴールドが2.4Plusになって見事に復活しました。
ゴールドで統一された今回のホルダーもまた雰囲気が違って悪くないですよね。
今回は分解中にスイッチを押し込んだせいで旧型ゴールドのスイッチに傷が付いてしまいました。
しかし私のように余計なことをしなければ普通に再利用が可能ですので、外見はまったく同じに着せ替えすることも可能ですよ。
今回使用した道具
左から ①ゴムハンマー、②六角レンチが使えるドライバー、③万能ハサミ、④プラスチックカッターになります。
あとラジオペンチもあると便利ですね。
六角レンチドライバーは普通のL字の六角レンチでも代用できますが的が大きい方がハンマーで打ちやすいです。
このドライバーの六角部分をアイコスに当てて、お尻をハンマーで叩くとやりやすかったですね。
その際、1人でやるより誰かに協力してもらって2人で作業した方が確実に早いです。
慣れれば数分で終わりますよ。
ハンマーはどんなものでも構いませんが、私はキャンプなどでペグを打つのに使用するゴムハンマーを使いました。
今回私はすべて家にあった物を使用しましたが、どれもホームセンターで売っているものです。
これじゃないとダメというわけではないのであくまで参考程度にお読み下さい。
思ったより簡単に分解できるがリスクあり
実際に分解してみた感想は思ったより簡単です。
分解から組み立てまでの所要時間は、撮影をしながらで30分くらいでした。
しかしこれは一つは機器を壊し、一つは外装カバーを壊しています。
つまり今回のような「旧型から新型への着せ替え」じゃないと通用しない方法になりますね。
「分解したアイコスを修理してまた戻す」となるともっと難易度は上がると思います。
今回と同じ状況なら試してみても良いですが、やはりリスクがあることには変わりないです。
故障した際に交換することもできませんしね。
それとまだ慣れていないというのもありますが、新品に比べると若干「分解して組み立てた感」があります。
まあ使っていればほとんど気にならない程度ですし、もっと丁寧にやれば完成度も違うのでしょうがそういったリスクもあるということを認識しておいた方が良さそうですね。
これでスタメン!大満足の分解カスタマイズ
今回のカスタマイズの感想としては、今まで使う予定がなかったゴールドホルダーがこれでスタメンの仲間入りできたので非常に満足しています。
しかも通常のゴールドホルダーと違うカラーリングというのもなんか特別感があって愛着が湧きますね。
1つ上の見出しで「リスクがある」と書いていますが、どうせ使っていないならリスクを承知での分解カスタマイズもありかも知れませんね。
旧型を購入して全然使っていない方や、旧型限定ホルダーを使っているけどホルダーの性能に不満がある方、すでに保証期間が切れて故障している方は思い切って着せ替えしてみてはいかがでしょうか。
ただ、ハンマーで叩いている時に間違えて外装カバーが割れるかも知れませんし、着せ替える機器が故障する可能性もあります。
分解する場合はあくまで自己責任でお願い致しますね。
まとめ
今回の「分解カスタマイズ」はいかがでしたでしょうか。
今まで「旧型だから」という理由で限定ホルダー使っていなかった方にはなかなか興味深いカスタマイズだと思います。
あ、もし分解する場合は手袋をつけることをおすすめします。
私はプラスチックカッターで2箇所手を切りました(笑)
分解した部品は今後の為にとっておきます。
バッテリーなんてまだ新品ですからね。
今は着せ替えしかできませんが、今後は修理などもできるようになりたいですね。
今回は旧型ゴールドをカスタマイズしましたが、限定カラーの旧型はまだブルーアイコスがあります。
やはり旧型ホルダーだとこのままでは使わないので、ブルーアイコスも時間のある時に着せ替えしちゃおうと思っていますよ。
ノーマルの2.4Plusもまだ2本余っていますしね。
旧型限定ホルダーを着せ替えて中身を2.4Plusにしたいという方は是非参考にしてみて下さいね。
しつこいようですがうまく着せ替えできなかったとしても私は責任が取れませんので、あくまで自己責任でお願い致します。