加熱式タバコの人気が高まる中、フィリップモリスのiQOS(アイコス)とJTのPloomTECH(プルームテック)、この2つで迷っている方は多いのではないでしょうか。
この2つの詳しい紹介はそれぞれ記事にしてありますので、そちらをご覧になって下さい。
両方使ってみた感想を私なりに比較いたしますので、購入の際の参考にしてみて下さい。
※なお比較条件は、アイコス半年間以上使用、プルームテックは4日間使用、普通の巻タバコは吸っていません。
目次
加熱方法の違い
この2つは火を使わない、煙が出ない、臭いが少ないと似たところが多いですが根本的にシステムが違います。
アイコスの加熱と喫煙方法
アイコスは特殊な加熱ブレードをタバコに刺し、直接タバコ葉を加熱して蒸らした状態でニコチンと水蒸気を摂取します。
プルームテックの加熱と喫煙方法
プルームテックは、吸い込んだ時だけカートリッジ内にあるリキッドをバッテリーで霧状化、直接タバコ葉を加熱せず霧状化したものをタバコ葉(たばこカプセル)に通過させてニコチンを摂取します。
本体の形状、仕様の比較
まったく形の違うこの2つ。
携帯性、汎用性などを比べてみます。
外観と携帯性の比較
お互い最低限で持ち歩くとしたらこのサイズの違いになります。
重さはアイコスで約120グラム、プルームテックで16.6グラムです。
プルームテックの方が軽くて携帯性には優れていますが、どちらも大して邪魔になる感じではないのでさほど気にすることはないと思います。
特にカバン等に入れて持ち歩く方ならどちらも問題ありません。
汎用性の比較
アイコスはマイクロUSBが使えるのでUSBケーブルさえあれば、結構どこでも充電できますね。
ただし、アイコスの付属ACアダプターは2Aなので高出力のACアダプターじゃないと充電できません。
私が試した結果は500mAやiPhone用の1Aでは充電出来ず、1.5AのACアダプターなら充電できました。
しかしPCのUSBポートからは充電できます。
なにか仕様が違うのでしょうか。
モバイルバッテリーからの充電も可能です。
対してプルームテックは専用のUSBチャージャーが必要になります。
これは汎用性はないので、出張など充電が必要な場合は持ち歩かないといけません。
付属のACアダプターは1Aですが(写真はiPhone用のアダプター)、試した結果500mAのアダプターでも充電できたので大概のアダプターで充電可能だと思います。
こちらもモバイルバッテリーで充電できます。
どちらも忘れさえしなければ大した荷物にはならないので、心配な方は家用と持ち歩き用を用意しておけば良いかと思います。
※付属のACアダプター以外での充電は自己責任でお願い致します。
肝心の味の比較
これは一番大切なところだと思います。
細かい味の感想は個人差があると思いますので、今回はおおまかに比較します。
吸った時の満足感
これはアイコスです。
タバコに近く十分に吸った時の満足感が得られます。
プルームテックはタバコ葉を加熱していないのでやはり軽く感じますね。
吸った時の臭い
こちらはプルームテックに軍配があがります。
プルームテックは無臭といってもよいと思います。
アイコスの吸い殻を見るとタバコ葉が焦げいて、この吸い殻も若干臭います。
もちろん普通の巻きたばこほど臭いませんが、独特の蒸したような焦げたような臭いがします。
意外にこの臭いが苦手な人も多く、閉めきった部屋ではかなり臭いがこもります。
特にホルダーの掃除を怠るとタバコの臭いが強くなりますね。
巻きたばこの臭いが10とするとアイコスは3〜4くらい、プルームテックは0といった感じです。
吸った時の味
これは満足感とも関係するので評価としては難しいのですが、わたし的には味はプルームテックのレギュラーの方がアイコスよりおいしく感じました。
アイコスも慣れたら美味しいのですが、純粋に吸った時の美味しさでいったらプルームテック(レギュラー)の方がすっきりした味わいでおいしいです。
ただアイコスのあの「もろタバコ感」に比べたら、もう少しガツンと欲しいのは確かです。
吸った時の水蒸気の量
吸い方によるのですが、私が何度か記事に書いている吸い方をすると圧倒的にプルームテックの方が水蒸気は多いです。
タバコを吸うと煙が出るというのは当たり前の認識になっているので、水蒸気量が多いほうが吸った時の満足感は多少高くなると思います。
価格の違い
今はどちらも割引があります。
アイコスは4,600円引きの5,380円。
プルームテックは半額の2,000円で購入できます。
購入時に多少値段の差もありますが、それはまだいいとして問題は寿命がきた時です。
アイコスのポケットチャージャー&ホルダーのバッテリー寿命は1年です。
仮にチャージャーはまだバッテリーがもったとして、ホルダーだけでも4,980円かかります。
チャージャーもバッテリー寿命がきたら9,980円もかかるんですよ。
毎年これはちょっとキツイかも知れません。
その時にアイコスが何かしら対処してくれるかも知れませんが、今のところはその予定もなさそうです
プルームテックのバッテリー充電回数寿命は200〜300回です。
ACアダプター、USBチャージャーは故障しない限り使えるので、バッテリーのみの1,500円で済みます。
仮に半年に1回買い換えたとしても1年で3,000円。
あまり吸わない人なら1年に1回の交換で済みます。
この差は大きいですよね。
それぞれの特徴
アイコスの良いところ・残念なところ
アイコスの良いところはなんといっても、火も使わず、灰も煙も出ない・・・なのにあの十分な満足感。
こういった製品で、ここまでタバコを吸った感じを味わえる物はなかったと思います。
「タバコをセットして電源を入れ、吸い終わったら吸い殻を捨てる」という、吸い始めから吸い終わりまでタバコに共通してる部分も多いです。
その辺も普通のタバコからアイコスに移行しやすい要因かも知れませんね。
そしてやはり残念なところは臭いが出ることですね。
普通のタバコから比べれば格段に臭いが少ないので最初は良いのですが、アイコスを吸い続けていると段々気になってきます。
吸ってる本人はわからないけど、回りの人は結構臭っているみたいですね。
ただそれがタバコほど臭くなく、飴を焼いたような焦げ臭いにおいなのでそこまで気にならないようです。
プルームテックの良いところ・残念なところ
プルームテックの良いところは臭いがまったくしないことと、「ちょい吸い」が出来ることです。
吸った時だけ電源が入るので、ちょっとした合間に吸えるので家で吸う場合は重宝します。
タバコ(アイコスも含む)は火をつけたら最後まで吸うという習慣があるのでつい吸ってしまいますが、実際は3口くらいで満足することも多いと思います。
なので、家で色々なことをやりながら吸うには最適だと思いました。
そして臭いがまったくしないので、リビングだろうがトイレだろうがどこでも吸えます。
試しに嫁にお願いして顔の吹きかけてみましたが、全然臭わないとのことでした。
嫁もびっくりして、今度から家ではプルームテックを吸って欲しいと言われましたよ。
プルームテックの残念なところはアイコスほど吸ったあとの満足感が得られないところでしょうか。
ただアイコスも慣れるまでは物足りない感じはありましたので、これも慣れると十分満足感が得られると思います。
あとは「吸い始めから吸い終わり」という動作がないので、タバコより電子タバコに近い感覚なのも満足感を得られない要因かも知れませんね。
結論としては・・・
きつめのタバコから移行を検討されている方は、私はアイコスをおすすめします。
やはり吸った感じがタバコに近く、ほとんど我慢することもなく簡単に移行できます。
普通のタバコは吸わずアイコスだけで1週間も過ごせば、「煙は悪だ」と思うようになりますよ(笑)
そしてアイコスを吸い続けた後に、臭いが気になったり家族から言われたりしたらプルームテックを検討しても良いかと思います。
普段から1mmや軽めのタバコを吸っている方は全然プルームテックでいけると思います。
メンソールはスカスカなのでレギュラーをおすすめしますよ。
煙が出ない、灰が出ない、臭いがないを経験してしまうと、もう普通のタバコには戻れませんよ。
私は今は基本アイコスにして、家ではプルームテックにしようと思っています。
臭いもなく味も美味しいのでプルームテック1本にしたいのですが、現在は通販でしかたばこカプセルが買えません。
コンビニで販売されるようになれば完全に移行するつもりです。
結構私の主観が入ってしまっていますが、少しでもどなたかの参考になっていれば幸いです。
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