北海道の冬の風物詩でもある氷上のワカサギ釣り。
小さな子どもから大人まで楽しめるということでとても人気のある釣りです。
今回は札幌近郊の手ぶらで行ける、新篠津のワカサギ釣り場をご紹介します。
目次
ワカサギとは
そもそもワカサギとはどういう魚なんでしょう。
チカとは違うのでしょうか?
なぜ冬じゃないとダメなのでしょうか?
少しだけワカサギについてこ紹介します。
ワカサギとチカの違い
ワカサギとチカは非常に良く似ています。
多少の大きさの違いこそあれほとんど同じと言ってもよいくらいです。
それもそのはず、どちらもキュウリウオ科ワカサギ属です。
ワカサギとチカを大きさで見分けると曖昧な部分もありますので、ヒレの位置で見分けます。
背びれの始まりからみて、胸ビレが背びれより頭側にあるのがワカサギで、胸ビレが背びれよりシッポ側にあるのがチカです。
冬にワカサギ釣りをする理由
実はワカサギは1年中釣れます。
しかし基本的にはワカサギは1年で一生を終えてしまう魚なので、夏はまだサイズが小さという理由があります。
近年では1年で死なない個体も多く2年魚、3年魚も多く確認されていますが、ワカサギは冬が産卵期なので栄養を蓄え体も大きくなり、大群となっていますので冬の時期が漁や釣りの対象となっています。
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手ぶらで気軽に行ける新篠津のワカサギ釣り場
ワカサギ釣りというと、極寒の中で凍えながら釣りをするイメージもあるかもしれません。
テレビなどで芸人さんがよく震えながら釣りしていますね。
確かに気温が低いのは事実ですが、設備が整った場所でやればとても快適に釣りを楽しむことが出来ます。
中でも新篠津のしのつ湖は設備も整っていて家族連れや初心者の方に人気があります。
新篠津の釣り場案内
新篠津のワカサギ釣り場は3箇所あります。
南地区釣り場、北地区釣り場、タップ釣り場です。
釣り場の詳細
南地区・北地区釣り場
【駐車場】 50台
【営業時間】 7:00〜16:00 (最終遊戯時間は17:00)
【その他】 水深3〜5m 釣り小屋18棟
タップ釣り場
【駐車場】 120台 大型車可能(道の駅タップの駐車場)
【営業時間】 昼7:00〜16:00(最終遊戯は17:00)
夜17:00〜20:00(最終遊戯は21:00)
【トイレ】 タップの湯が利用できます
【その他】 水深1〜2m 釣り小屋14棟
料金
【小屋釣り】 ※タップの湯日帰り入浴券付き
中学生以上¥2,000 小学生¥1,000 小学生以下¥500
※竿・仕掛け・餌・ストーブ・椅子・バケツ付き
【外釣り】 ※タップの湯日帰り入浴券付き
中学生以上¥1,500 小学生¥900 小学生以下¥500
※竿・仕掛け・餌付き
【タップ釣り場限定夜釣り】 ※タップの湯日帰り入浴券付き
中学生以上¥1000 中学生以下¥600
竿・仕掛け・エサ・ストーブ・イス・バケツ付
【北地区限定外釣り】
釣魚料 ¥500のみ(釣具のレンタルはありません)
【販売】 仕掛け¥300 餌¥100
【お知らせ】
レンタルの竿を紛失、破損した場合は800円の徴収となりますのでご注意下さい。
釣ったワカサギはタップの湯のレストランで調理してくれます。(入浴券をお持ちの方に限ります)
OPEN/CLOSEなどの情報は新篠津公式ホームページにお問い合わせ下さい。
釣り小屋
定員は4名ですが2〜3人が快適です。
ビニールハウスのようなものなので、天気が良いと中はかなり暖かくなります。
テントの中はすでに穴が開いています。
テントによって穴の開き方は様々ですがすぐに釣りを始めることが出来ます。
端に網が置いてありますので、水面に氷が張っていたらその網ですくって下さい。
ストーブも完備してあるのでとても暖かいです。
定期的に灯油を入れにきてくれます。
たまに換気をするのを忘れずに。
鍋は私物ですがあるとコーヒーやカップラーメンを食べるのに重宝するのでおすすめです。
どの釣り場がおすすめ?
この3箇所でおすすめは南地区か北地区です。
タップ釣り場は水深が浅くてあまり釣れませんので、行くなら南地区か北地区が良いです。
ちなみに上記の写真のテントは南地区です。
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ワカサギ釣りの基本
ワカサギ釣りは一見誰でも釣れて簡単そうに思えますが、意外と難しく奥が深い釣りです。
釣れないとハッキリいって寒いだけで面白くないし、子供に「お父さんすご〜い!」と言われるためにも基本を学んでから行きましょう。
①まずは仕掛けを底まで落とします。
おもりが底につくと、それ以上糸が出て行かなくなるのですぐわかります。
②リールを2〜3回巻く
底についたままだと糸がたるんで魚が食いついてもわからなので糸を張ります。
イメージとしては、おもりが底から20cmくらい上です。
③5〜6秒食いつくのを待ちます
④アタリがなかったら3〜4回竿を上下させて誘います。
水中の仕掛けをイメージして誘いましょう。
⑤竿を静止させてアタリを待ちます。
この時大切なのが、竿は必ず台の上などに置いて竿先がブレないようにします。
ワカサギのアタリは非常に小さいので、手で持ったままだとアタリがわかりません。
竿を台に置き、その上に手を添えてアタリがきたらすぐさま合わせれるようにします。
⑥アタリがなかったら④に戻り再び誘います。
基本はこれの繰り返しです。
⑦アタリがあったらすぐに合わせます。
大きく合わせる必要はないのですが、鋭く竿を上にあげます。
ワカサギは食いついた餌に違和感を感じたらすぐに餌を吐き出します。
その間1秒前後ですので、竿先に少しでも動きがあったら迷わず合わせて下さい。
基本的な釣り方はこんな感じですが、より釣果を伸ばすために必要なこともあります。
釣果を伸ばすテクニック
まず一番大切なのは先程も書いた、竿を固定することです。
特にしのつ湖のワカサギは小さいのでアタリがとりずらいです。
アタリを待っている時は全神経を竿先に集中して下さい。
あと、餌はマメに交換するのが良いです。
赤虫の色が薄くなるか、中のエキスがなくなっていたら交換して下さい。
かなり面倒ですが、この餌の交換をするかしないかでだいぶ釣果が変わってきます。
ワカサギ釣りは誘い9割待ち1割です。
黙って糸を垂らしているだけでは釣れませんので、誘って待つ、誘って待つを繰返して下さい。
しのつ湖では初心者の方が一匹も釣れなかったということが珍しくありませんが、この基本を実践すれば釣れると思いますので是非参考にしてみて下さい。
茨戸川マクンベツのワカサギ釣り場情報はこちらの記事が参考になります。
→マクンベツワカサギ釣り情報【2016年1月24日の釣行】