以前のご紹介したRBAで新しいVAPEの世界へ!「節煙」が「趣味」になる、ややこしい「RDA」と「RTA」を簡単に解説!の記事をご覧になった方はご存知だと思いますが、最近はかなりVAPEの「RBA」にハマっている私です。
味がガッツリ出るので美味しいのはもちろんですが、自分で色々組む楽しさもあるんですよ。
私なりに色々試して、まずは今使っている「RDA」をご紹介しようと思ったのですが、Gearbest(ギア ベスト)さんから「RTAアトマイザー」のご提供があったので先にそちらをご紹介致しますね。
今回はテクニカルバッテリーも一緒にご提供いただいたので、併せてご紹介いたしますので興味にある方はご覧になって下さい。
かなり長い記事になってしまったので、連休にでものんびり読んでいただけたらと思います。
→Gearbest
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→「Geekvape Ammit MTL RTA」
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目次
トップエアフローで漏れ知らず!「Geekvape Ammit MTL RTA」
今回ご提供いただいたRTAアトマイザーとバッテリーはこちらになります。
最初に言っておきますが、サイズはかなり大きいです。
アトマイザーは実測で24mmありますので、人気MODの「iStick Pico」には乗りませんのでご注意下さいね。
こちらのRTAアトマイザーは、ドローを調整するエアフローが上にある「トップエアフロー」を採用しています。
RTAはタンクが付いているので、リキッドを溜めておけるですが、下にエアフローがあるとかなりの確率でリキッド漏れが発生するんですよね。
「トップエアフロー」なら長時間横や逆さにしない限り漏れることがないのでおすすめですよ。
コイルを組むデッキ部分はネジ式になっています。
最初はかなり固いので外すのに苦労しましたよ。
固くて回せない場合は、専用のグリップも販売していますが、ゴムを巻いたり引っ越し用のゴム手袋を付けて回すと簡単に外すことができますよ。
デッキはこのようになっています。
コイルを固定するイモネジはプラスです。
プラスネジはキツく締めると舐める可能性があるので適度に締めて下さいね。
それでは実際にコイルを組んでみましょう。
とりあえずこれさえあればビルドは完璧!
アトマイザーをご紹介する前に、少なからずビルドするために必要な道具があるので、それについて触れておきます。
ペンチやハサミなど、ご自分が持っている道具でビルドできることはできますが、とりあえず「これ1つあれば完璧にビルドできる」というアイテムが、こちらの「Coil Master V3 DIYツールキット」です。
私も購入しましたが、かなり人気のツールキットなので今更説明は必要ないと思いますし、これからご紹介するビルド方法に必要なものはすべて付属しています。
ビルド用のコイルやコットンも付属していますので、「これからRBAを試してみたい」という方にはおすすめのセットですよ。
私は、Amazonでは偽物が多く販売されているようでしたので、楽天で購入しましたが、もちろんちゃんと本物でしたよ。
あ、Ω計測器の18650バッテリーは別途必要になりますのでご注意下さい。
「Geekvape Ammit MTL RTA」の基本的なビルド方法
「Geekvape Ammit MTL RTA」の付属品
・予備のイモネジ
・交換用Oリング
・マウスピース
・予備ガラス
・コイル
・ドライバー
元々は「Geekvape Ammit MTL RTA」のレビューなので一応付属品をご紹介しおきます。
コイルも付属しているので、とりあえず今回はこのコイルを使って組んでみましょう。
このアトマイザーのデッキを確認すると、コイルを通す穴は左右同じ高さにありますね。
ここにコイルの端を通してネジで固定するのですが・・・
付属のコイルは画像のように左右の高さが違うので、ペンチなどで形を作る必要があります。
付属コイルは内径は3mm。
先程ご紹介したツールキットのビルド専用のもの※や、なければ精密ドライバーなどをコイルに通して成形、固定すると楽だと思います。
※ツールキットに付属
位置が決まったらネジで固定します。
最初は特に難しく考えず、とにかく周りに接触しないように真ん中にセットすればよいかと思いますよ。
コイルを固定できたら、余分な部分をニッパー※でカットします。
※ツールキットに付属
画像ではわかりやすく伝えるために少し余してカットしようとしていますが、実際はギリギリで切って下さい。
このあと上にカバーを被せるのですが、コイルの余った部分がカバーに接触するとショートします。
テクニカルMODならエラーが出て通電できないだけで済みますが、メカニカルMODだと故障や、最悪の場合バッテリーが爆発しかねないのでご注意下さいね。
そういった事故を防ぐためにも、ビルドをするにあたり、こういったΩ計測器※があると便利です。
※ツールキットに付属
直径22mmのアトマイザーでしたら「iStick Pico」などのテクニカルMODで十分代用できますが、今回のように22mmを超えるアトマイザーを使いたい時やメカニカルMODしか持っていない場合はΩ計測器は必須になりますよ。
このΩ計測器上でコイルを組んで抵抗値(オーム)を計測します。
希望の抵抗値だった場合、焼入れをして均等に熱が入るようにします。
焼入れ後、上のカバーを被せもう一度抵抗値を計測し、ショートしていないか確認します。
それで問題がないと判断した時に、初めてメカニカルMODに乗せても大丈夫ということになります。
テクニカルMODの場合でも回路が故障して通電してしまう可能性もゼロではないので、やはりできるだけ計測器の上で作業したほうがよいでしょう。
付属のコイルの抵抗値は1Ωでしたので、熱を加えて焼入れをします。
最初は均等に赤くならないことが多いので、その場合はセラミックピンセット※で形を整えます。
※ツールキットに付属
通常のピンセットでも可能なのですが、通電している時にピンセットで挟むとショートするので非常に危険です。
あと、熱が伝わるのでピンセット自体が熱くなり火傷します。
このセラミックピンセットは電気と熱を通さないので、これも必須アイテムになるかと思いますよ。
加熱した時に赤くならない部分を「ホットスポット」というのですが、「ホットスポット」はコットンを焦がしたりするので、なるべく真ん中から外側に均等に熱が伝わるようにセラミックピンセットで調整して下さい。
挟んだりこすったりして適当にやっていればすぐに均等に赤くなるようになりますよ。
次にコイルが冷めたらコットン※を通します。
※ツールキットに付属
コットンはキツすぎず緩すぎずの量が理想です。
コットンが少ないと浸透したリキッドがすぐに乾いてドライヒットしやすくなりますし、コイルにコットンが接触していない部分があるとこれまたドライヒットしてコットンが焦げたりします。
ですので少ないよりは多いほうがよいかなと思います。
コットンを通したら、コットンが底につく長さでハサミ※でカットします。
※ツールキットに付属
コットンの端をピンセット※で中に押し込みます。
※ツールキットに付属
あとは好みのリキッドをコットンに染み込ませておけば、ビルドは終了です。
RDAの場合はコットンに染み込ませた分しか吸えませんが、今回はタンクがあるRTAなのである程度染み込ませるくらいでOKです。
蓋をかぶせ、トップキャップを外してリキッドをタンクに注入します。
これでアトマイザーの準備は完了です。
ストレートタイプのテクニカルMOD「Ehpro 101 Pro 75W TC Mod」
続いて一緒にご提供いただいたバッテリーをご紹介致します。
ストレートタイプのテクニカルMODなのですが、「ボックスよりストレートが好き」という方は実は多いんですよね。
外径は25mmあります。
手前の付属リングは22mmのアトマイザーを合わせる時に使用する「ビューティーリング」なのですが、今回はアトマイザーが24mmなのでそのまま装着します。
「Ammit MTL RTA」と組み合わせるとこのようになります。
このMODは仕上げがとてもキレイなので、シルバー同士で一体感がありとてもかっこいいと思います。
ただ、ちょっと長いですね。
重さも結構あるので、私の環境ではちょっと持ち歩くのは厳しいので自宅専用で使用しています。
・スレッド:510
・電源:1 x 18650/20700/21700バッテリー(含まれていません)
・ワット数:5 – 75W
・抵抗:0.1 – 3オーム
・TC範囲:200 – 600 Deg.F
・便利なワンボタン操作
・0.69インチOLEDディスプレイ
・安定した高性能作業モード
これだけ長いのは理由があり、18650~21700までのバッテリーに対応しています。
ハイパワーで長時間使用することも可能ですのでこれはいいですね。
今回ご提供いただいたMODはバッテリーは付属していないのでご自分で用意する必要があります。
18650バッテリーを使用する場合は付属のアダプターを装着して下さい。
ちなみに、18650や21700の数字の意味は、頭の2つの数字が外径、後ろの3つの数字が長さを意味しています。
つまり「18650」だと、幅が18mmで長さが65mmのバッテリーのことをいいます。
注意したいのは、同じ18650バッテリーでも「安全回路」が付いていると長さが69mmや70mmと長くなります。
VAPEで使用するバッテリーは「安全回路なし」の65mmのバッテリーなので、購入の際は長さをよく確認して下さいね。
仕上げがキレイでとてもシンプルなMODなのですが、テクニカルMODなのにスイッチが1つしかないので操作が少し変わっています。
スイッチ1つでどうやって設定するのかというと、まず電源オン/オフはスイッチ連続5回押しです。
電源オン時にスイッチ3回押しでモード切り替えになり、決定は2秒間放置になります。
出力ワット数は、スイッチを押すと変更できるのですが、スイッチ2回押しでプラスとマイナスが入れ替わります。
ワット数を変更する時に連打でスイッチを押すとプラスとマイナスが入れ替わり続けるだけなので、長押しするか、間隔をあけて押す必要があります。
「決定が2秒間放置」というのもそうですが、ちょっと操作はしずらいというかもどかしく感じました。
シンプルなデザインで好きなのですが、せめて「プラス/マイナス」ボタンはあったほうがよかったと思います。
味はめっちゃいい!MTLで濃厚な吸いごたえ!
それでは早速吸ってみましょう。
モードは、ワッテージモード・温度管理モード・バイパスモードと変更できるのですが、基本となるワッテージモード(POWERモード)で使用します。
ワット数の目安は、電圧(V)が3.7~4Vの間になるように調整します。
今回はコイルの抵抗値が1Ωなので14W前後ということになります。
この理由は、使用しているリチウムイオン充電池は、通常時3.7V、満充電時4.2Vになります。
4.2V以上の電圧をかけるとバッテリーに負担がかかるので、適正電圧の範囲での設定がおすすめです。
エアーホールは、5個の穴が開いおり、爆煙などで空気を多く取り込みたい場合はこちらの切り込みが大きいほうを使用します。
反対側は小さい穴が1つ開いているので、「MTL」で吸いたい場合はこちらを使用する形になります。
紙巻きタバコの吸い方で、いわゆる「口吸い」ですね。
逆に直接肺に入れる吸い方は、DLといい「ダイレクト ラング」の略になります。
VAPEでは、「MTL」と「DL」は頻繁に登場しますので、覚えておくと便利かと思いますよ。
「Ammit MTL RTA」はエアホールを最小にするといい感じでドローが重たくなりますね。
MTLで吸いたい方は1つ穴で好みのドローに調整するとよいかと思います。
最近VAPEの世界ではMTLが流行りのようですね。
MTLは基本的に抵抗値を1Ωくらいの高めにビルドして、ワット数を低めに設定します。
メリットとしては、加熱されたリキッドに余計な空気が混ざらないので、とにかく味が濃いという特徴があります。
私は元々重めのドローが好きなのですが、これはいいですね。
リキッド本来の濃縮された味が口いっぱいに広がります。
RBAは、「爆煙」と「味わい」の2つに分かれるのですが、私は断然「味わい派」ですね。
このアトマイザーが人気なのも納得がいきました。
まとめ
私としては初めてのRTAなわけですが、やはりタンクにリキッドが溜めれるのは便利です。
RDAと違い、頻繁なリキッド補充が必要ないのがいいですね。
それでいて味は濃いミストが口いっぱいに広がりますし、コイルによっては爆煙も可能です。
この「Geekvape Ammit MTL RTA」は味も良く出ているのでおすすめのRTAアトマイザーだと思います。
デメリットというか、ちょっと気になる点はサイズが24mmなので、日本で定番MODの「iStick Pico」に乗らないのはちょっとマイナスかも知れませんね。
MODに関してはデザインや作りは良いのですが、操作が特殊なので使いづらい面がありました。
操作自体は慣れてしまえば問題ないと思うのですが、他にもバッテリーが付属していないのと、MOD本体で充電できないので、別途バッテリーと充電器が必要になります。
初心者の方で18650などの充電器を持っている方は少ないと思いますので、MODに関してはちょっとおすすめしずらいように思います。
これからRTAをやってみたいという方は是非参考にしていただけたらと思います。
→Gearbest
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