ついに出た!大人気ヴェポライザー「FENIX」のアップグレードモデル「FENIX+(フェニックス プラス)」をレビュー!

今回はコンベクションヴェポライザーで大人気の「FENIX」のアップグレードモデル「FENIX+(フェニックス プラス)」のレビューです。

これは待っていた方も多いのではないでしょうか。

もともと味が良く人気があった「FENIX」ですが、さらに機能が追加され大幅にアップグレードされました。

コンベクションヴェポライザーファンは是非参考にして下さい。

 

タバコ代が1/5になるヴェポライザーは今大人気!

P9301145※画像はヴェポライザーは代表格の「WEECKE C-VAPOR3.0」

昨年10月のたばこ税の増税に伴い、徐々に人気が出ているヴェポライザー。
商品レビューの前にどういったものか簡単にご紹介させていただきます。

ヴェポライザーとは、市販の紙巻きタバコや手巻きタバコ用のシャグを機器に詰め、火を使わずに加熱して吸うことができる「喫煙器具」です。

紙巻きタバコ1本で4~5回分、アイコスなら1本で2~3回吸うことができるので、タバコ代を大幅に節約することができます。

特に手巻きたばこ用の「シャグ」をヴェポライザーに詰めて吸うと、非常に味がよく、なおかつコスパも抜群によいです。

安い、味がいい、でもちょっと手間がかかる、というのがヴェポライザーです。

さて、ヴェポライザーがどういったものか理解したところで「FENIX+(フェニックス プラス)」のレビューにいきたいと思います。

 

 

大人気の「FENIX」から大幅アップグレードした「FENIX+(フェニックス プラス)」

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初代「FENIX」もとても良い製品でしたが、このたび大幅にアップグレードした新モデル「FENIX+(フェニックス プラス)」が登場しました。

外見と基本性能は初代FENIXとまったく一緒なのですが、細かい点が改善されたのでまずはそちらをご紹介致します。

-FENIXからアップグレードした点-

・バイブ機能搭載
・温度調整幅が拡大
・喫煙時間3分延長機能
・2.5A急速充電対応
・510アダプタとシリコンマウスピースが付属
・充電残量が確認しやすくなった
・充電中に使用可能

主な変更点はこのようになります。

それでは実際に使用しながら、変更点及び使用感をご紹介致します。

 

プラスになり、510アダプタとシリコンマウスピースが付属!

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-FENIX+の付属品-

・FENIX PLUS 本体×1
充電用USBケーブル(急速充電対応)×1
・パッキングツール×1
・クリーニングブラシ×1
・ピンセット×1
510互換アダプタ×1
シリコンマウスピース×1
・トップキャップ用スペアメッシュ×2
・トップキャップ用スペアシリコン×2
・マウスピース用スペアシリコン×2
・マニュアル(日本語)×1

付属の交換用部品は相変わらず充実しており、もちろん取説は日本語に対応しています。

旧型から追加&変更になった付属品は2つあります。
今回のFENIX+は2.5Aの急速充電が可能なので、充電ケーブルもそれに合わせて高電流が流せるタイプになりました。

1A充電でしたらどんなケーブルでも大丈夫ですが、高電流で充電する場合は細いケーブルだと熱をもち、最悪発火する可能性があるので、必ず付属の充電ケーブルを使って下さいね。

 

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それと、今までは別売りだったシリコンマスピースとそのアダプタが付属されるようになりました。

シリコンマウスピースの詳しい使い方は後ほどご紹介しますが、市販の紙巻きタバコやアイコスなどを使う方は余計なお金がかからないので嬉しいですね。

それでは本体を見ていきましょう。

 

 

外側は旧型とまったく一緒!モデルチャンジではなくマイナーチェンジ

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旧型と見比べてみましたが、サイズやデザインはまったく変更ないようです。
見た目は「FENIX」のロゴに「+」が追加されたくらいしか違いがありませんね。

最近は18650バッテリーの交換式が増えてきたので、今回のFENIX+にも期待したのですが、残念ながら「内臓型バッテリー」は変わらずでした。

ヴェポライザーは消費電力が多いので本数があまり吸えないんですよ。
交換式だったらバッテリーの心配がなくもっと便利だったんですけどね。

機器の器となる部分や基本的な仕様は変わらないので、一応「新型」ではありますが、「マイナーチェンジ」という感じになります。

 

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マウスピースはは横へのスライド式、そして蓋はマグネット採用と基本的な構造は一緒です。
このマグネットは簡単にしっかり固定できてすごく使いやすいんですよね。

 

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タバコ葉を入れるチャンバーは「空気対流式のセミコンベクション方式」を採用。
直接加熱するコンダクションと比べて、喉への刺激が少なく、タバコ葉本来の味を感じられるマイルドな吸いごたえが特徴です。

 

加熱温度は旧型の4段階から6段階へ

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旧型は加熱温度が4段階でしたが、FENIX+になり6段階に増えました。

パフボタンを2回連続で押すごとに温度が1段階ずつ上がります。
170℃〜220℃まで6段階調整が可能です。

旧型は、170.180.190.210℃という4段階だったのですが、一番多く使う200℃前後がちょっと手薄だったので、この変更はとても良いのではないでしょうか。

 

セミコンベクションなので味はマイルド。エンハンスモード搭載なので合計12段階から選択可能!

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ここからは実際に吸いながらご紹介したいと思います。
まずは最初はシャグを吸ってみましょう。

今回使用するシャグは「STANLEYのアップル」です。
ほのかにアップルが香り、甘さも控えめなのでしつこくなくとても吸いやすいシャグですよ。

 

 

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チャンバーは大口径なので、棒で押し込まなくてもシャグを丸めて指で軽く押し込んで詰めることができます。

 

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シャグを詰めたらマグネット式の蓋をして準備完了です。
ボタンを連続5回押しで電源が入りバイブと共に加熱が開始されます。

電源オン時、ボタン連続2回押しで好みの温度に変更できます。
温度変更は、加熱中、使用中問わず、いつでもできるのがいいですね。

操作はこれだけです。
加熱温度を下げたい場合、一周しないといけないのは面倒ではありますが、非常にシンプルで簡単だと思います。

加熱が完了して喫煙可能状態になるとバイブが作動。
LEDも点滅から点灯に変わります。

 

低温加熱はシャグの旨味重視でキック感は薄い

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それでは、まずは190℃で吸ってみますね。

うん、200℃以下だとキックはほとんどなく、シャグの風味を味わう感じになります。
美味しいことは美味しいのですが、私はにはちょっと物足りないので、さらに温度を上げてみましょう。

 

220℃だとキックもあって満足はかなりある!

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それでは最大温度の220℃で吸ってましょう。

ここまで温度を上げるとかなりタバコを吸った感がありますね。
最初は物足りなく感じても、徐々に味とキックが出てくるので、これならほとんどの方は満足できるかと思います。

 

それでも物足りない人は「エンハンスモード」!

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「最大温度の220℃でも満足できない」という方は、さらに強力な「エンハンスモード」に切り替えることができます。

使用中にボタンを長押しすると、通常の「ソフトモード」から強力な「エンハンスモード」に切り替わります。
初期設定では「ソフトモード」になっているので、もっと満足感が欲しいという方はこちらを選択して下さい。

ソフトモード、エンハンスモードの切り替えで、合計12段階の温度調整が可能になります。
これでしたら、どんな方でも好みの味に近づけることができるのではないでしょうか。

 

 

喫煙時間は5分間、さらに3分の延長が可能!

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喫煙時間は5分間になります。
終了の約10秒くらい前に、短いバイブが作動しお知らせしてくれるのですが、バイブが作動から終了までにボタンを1度押すと3分間延長することができます。

「もうちょっと吸いたいな」という時にこれが結構便利でした。
3分間吸わなくても、5回連続押しで電源を切ることができますので、好きなだけ吸って好きなタイミングでやめることも可能ですよ。

 

軽く詰めていれば「シャグポン」もできる!

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使用後は詰めた吸い殻を捨てるわけですが、軽めに葉を詰めていれば「シャグポン」ができました。
これは楽でいいですね。

ただし、これは詰め方に大きく左右されます。
きつめに詰めたり、内部が汚れてくるとなかなか出てこないので、「シャグポンできたらラッキー」くらいに考えておいたほうが良いと思います。

 

確実にシャグポンしたければ「スペーサー」がおすすめ!

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「確実にシャグポンしたい」、「いちいち葉を詰めるのが面倒だ」という方には、FENIX専用スペーサーがおすすめです。

 

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このスペーサーにあらかじめ葉を詰めておけば、使用毎にチャンバーに葉を詰めることなくいつでも簡単にヴェポライザーを楽しむことができますよ。

 

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使用の際はこのスペーサーのままチャンバーに入れるだけ。

 

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使用後は逆さにすれば、コロンとでてきます。

ただ、使用直後のスペーサーはかなり熱いので触ると火傷します。
灰皿などに出すか、内部の温度が下がってから処理するようにして下さいね。

 

 

アイコスなら1本で2~3回の使用が可能!

ヴェポライザーはどんなタバコ葉でも加熱して吸うことができるのが特徴です。
ですので、アイコスやglo、Ploom Sの専用タバコを使用することもできます。

しかもその際、使用するタバコ葉は1/2~1/3で済むので非常に経済的です。

 

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アイコスは特にタバコ葉が少ないので、1/3はちょっと厳しそうです。
なのでとりあえず半分で試してみましょう。

 

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ヒートスティックの半分をチャンバーに詰めるとこれしかありません。
これで本当に味がでるのでしょうか。

 

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加熱式タバコや紙巻きタバコを使用する場合、喉へのキックや刺激がきつくなる場合があります。
そういった時はフィルターをちぎって、付属のシリコンマウスピースに挿し込んで使用して下さい。

最大温度の220℃で試したのですが、なんと、たったあれだけのタバコ葉でしっかり味が出ているではありませんか。
これはちょっとびっくりしましたよ。

味もアイコスとあまり変わらないですが、シリコンマウスピースからゴムの味がするので、最初はしっかり洗ってから使用したほうがよさそうですね。

 

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ゴム臭かったのでシャグ用の通常マウスピースに変更してみましたが、キックもちょうどよく私はフィルターがなくても全然大丈夫でした。

 

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使用後の葉を確認してみると、しっかりと熱が入っています。

チャンバー内部で直接加熱するコンダクションだと、タバコ葉に接触している部分がないと熱が入りませんが、このFENIXは熱風対流のセミコンベクションなので、このだけのタバコ葉でもしっかり味がでるのでしょうね。

「アイコスの味は好きだけどタバコ代がキツイ」という方はこの方法はかなりアリだと思いますよ。

 

 

まとめ

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旧型のFENIXは私も気に入って今でもよく使っています。
今回のFENIX+は味はそのままで性能だけがアップしているのでとても使いやすくなっていると感じました。

ヴェポライザーでシャグや紙巻きタバコを使うとタバコ代は月に3~4,000円しかかかりませんし、アイコスでも半分で済みます。
タバコはこれからもどんどん値上げされるので、ヴェポライザーは喫煙者にはとても強い見方になってくれと思います。

現在旧型のFENIXをお持ちの方は、わざわざ買い換えるまではないかも知れませんが、これからヴェポライザーを検討されている方には非常におすすめですので、検討してみてはいかがでしょうか。