Bluetoothイヤホンで迷ったらこれ! 低価格、高音質の最強イヤホン「Mpow S6」をレビュー!

今回は久々となるBluetoothイヤホンのレビューです。

当初はレビュー依頼を受けるつもりはなかったのですが、使ってみたらこれがかなりいいんですよ。

低価格、高音質、8645チップなどかなりの高性能に加えて、IPX6防水やマグネット機能など使いやすさも追求しています。

この価格帯でしたらかなりおすすめのイヤホンですので是非参考にして下さい。

 

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どうせ大したことないでしょ?とレビュー依頼を断ろうと思っていた

当初は今回のレビュー依頼を断ろうと思っていました。
というのも実は私は結構イヤホンが好きでたくさん持っているんですよ。

 

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そのほとんどは「BOSE」か「SONY」になります。
この2つメーカーを使っている理由としては音質が私好みなんですよね。

BOSEに関しては主に音楽を聞く時に使用しています。
音に厚みがありしっかりとした低音と心地よく伸びる高音が気に入っています。

SONYも同じような感じではあるのですが、BOSEより少し中域が高い設定になっています。
ですのでボーカルや映画のセリフが聞き取りやすいので、主に映画の時に使用することが多いです。
※あくまで私の感想です

これらのイヤホンは安くても13,000円くらいで、高いものは4万円くらいするんですよね。

それに対して、今回ご提供いただいたイヤホンは、なんと2,599円
性能が悪いイヤホンを提供していただいてもレビューを書くのが難しいので断ろうと思っていたのですが、説明文に書かれているこの文章に興味を惹かれました。

 

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「高音質「CSR8645チップ」の採用」「SONY、beatsなどの高級イヤホンにも匹敵できる高音質を実現」の一文です。

この価格でそこまでの音質が可能なのか興味があったので今回のレビューを受けさせていただいたという経緯があります。

前振りが長くなりましたがそれでは早速レビューしたいと思います。

 

欲しい機能が盛りだくさん!「Mpow S6」をレビュー!

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イヤホンで大切なのはもちろん音質が1番にあがりますが、それ以外の機能面も使っていると重要になってきます。

こちらのイヤホンは低価格なのに機能は非常に充実しています。

【主な機能】
・Bluetooth4.1搭載
・CSR8645チップ
・IPX6防水
・SBC/MP3/AAC/apt-Xコーデック対応
・マグネット式
・7時間再生

主な特徴はこのようになります。

機能面に関しては通常の使用で考えればすべて揃っていると思って良いかと思います。

 

IPX6防水とマグネットは強い味方

実際の使用を想定するとIPX6防水はどんなに汗をかいても土砂降りの雨でも安心ですし、マグネットは使用しない時にとても役立ちます。

 

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IPX6防水というのは「水の侵入に対する保護等級」のことです。

0級:特に保護がされていない
1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)

保護等級をまとめるとこのようになり、「IPX6」はかなりの防水性能ということがわかると思います。

ちなみにiPhone8の防水性能は「IP67」となっています。
「IP67」の「6」は防塵性能で、「7」が防水性能を表しています。

iPhone8より1ランク下の等級になりますが、通常のイヤホンでの使用なら十分な防水性能と言えるか思いますよ。

 

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さらにこのイヤホンはマグネットでイヤホン同士をネックレスのようにくっつけることができます。

長時間使用しない場合は付属のケースに仕舞いますが、例えばコンビニなどで店員さんと話す時などは耳から外してマグネットで付けて首にぶら下げておくと落下したり邪魔になったりしないので非常に楽ちんなんですね。

マグネットも結構強力なので外れる心配もないと思いますよ。

 

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作りと音質は価格以上で文句なし!

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・Mpow S6 Bluetoothイヤホン×1
・イヤーチップ×3組(S/M/L)
・耳フック×3組(S/M/L)
・収納ケース×1
・充電ケーブル×1
・ユーザーマニュアル×1

付属品はS、M、Lの耳フックとイヤーチップがセットになっていますので、ご自分のサイズに合わせて変更可能です。
専用のケースが付いているのも嬉しいですね。

それでは作りと音質に関してレビュー致します。

 

2,000円台とは思えない作り!

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作りは安っぽい感じもなく適度な重量感がありしっかりしています。
とても2,000円台のイヤホンには見えないですね。

耳への装着感もとても良いです。
私はイヤーチップと耳フックは「M」を使用していますが、激しく動いても落下したりずれるはことなくジャストフィットしています。

運動時に使用してもまったく問題はなさそうですよ。

 

音質はかなり優秀!1万円台にも引けをとらない!

それでは一番肝心の音質についてです。

全体的には低音、高温が強調されていますが、過剰ではないので聞きやすく迫力ある音質が再現されています。

特に低音は音源によってはかなり気持ちよく出ているので、低音重視の方も満足がいくと思いますよ。

高音に関しては中音が弱い分、少々シャリシャリした感じはありますが、2,000円台のBluetoothイヤホンのレベルではないと感じました。
10,000円と言われても納得できる音質かも知れませんね。

ただ、中音域を抑えている分、音の厚みは少し足りないです。
音の広がりや厚み、臨場感は正直少々物足りない感じがしました。

でもそれは値段が何倍もするイヤホンと比べた場合です。
このイヤホンは2,500円ですからね。
この価格帯でこの音質は大したもんだと思いますよ。

音質が良い理由の1つとして「CSR8645チップ」を採用しており、AACとapt-Xに対応しています。

 

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音質の良い「AAC」と「apt-X」コーデックに対応!

イヤホンやスピーカーの音質の決め手となるもので、真っ先に思いつくのがドライバーユニットだと思います。
※このイヤホンは詳しい記述はないのですが、おそらく「ダイナミック型」だと思います。

しかしBluetoothイヤホンの場合、ドライバーユニット以外で注目すべき点があるんですよ。
それは「どの圧縮コーデックに対応しているか」が非常に重要になります。
どんなにいいドライバーユニットを使っていても「SBC」しか対応していなければ音質は残念なものになります。

「SBC」や「AAC」、「apt-x」などわけがわからないという方の為に簡単にご説明致しますね。

まずBluetoothイヤホンの場合、音楽データをBluetoothで転送する際に必ず圧縮されます。

「有線イヤホンに比べて無線(Bluetoothなど)イヤホンは音質が悪い」と言われているのはこの圧縮が原因になります。

圧縮には3種類あります。

・SBC
基本、標準となる圧縮方法(コーデック)。
タイムラグが発生するため遅延が激しい(映画は不向き)

圧縮のため高音域を消してしまい、消えた部分はノイズが発生する。
よって音質は良くない。

・AAC
SBCと変わらない圧縮率だが、送信時のタイムラグがほぼ無くなっている。
高音域が消えてしまうこともない為、高品質な音楽を楽しむ事が出来る。

iPhoneなどで採用しているコーデック。

・apt-x
圧縮率がSBCと比べて格段に少ない。
音域が消える事がないため、高品質な音を楽しむ事が出来る。
AAC同様、タイムラグもほぼ無いため映画を見ても違和感がない。

主にAndroidで採用しているコーデック。

圧縮コーデックを簡単にまとめるとこのようになります。

これをみてわかるように、まず「SBC」しか対応していないBluetoothイヤホンは話になりません。

圧縮によって高音域は再現されずノイズになってしまいます。
昔の安くて音の悪いBluetoothイヤホンはこの「SBC」にしか対応していませんでした。

ある程度高価なイヤホンになると複数のコーデックに対応するのですが、イヤホンによっては「AACのみ対応」していたり、逆に「apt-xのみ対応」という商品もあります。

例えば「AACのみ」に対応しているイヤホンでiPhoneの音楽を聞くと高音質になりますね。
しかしAndroidで音楽を聞くと「apt-x」には対応していないので、標準圧縮の「SBC」になってしまい、音が劣化してしまうんですよ。

これはBluetoothイヤホン選びにはかなり重要になります。

しかし最近のイヤホンは進化しましたよ。
Mpow S6はこの価格帯で「AAC」と「apt-x」の両方に対応しています。

iPhone、Androidの両方でCD並の高音質な音楽を聞くことができます。

 

ちょっとイマイチな点

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この価格帯ということを考えるとほぼ欠点がない「Mpow S6」ですが、しばらく使ってみてちょっと気になる点もあります。

・音が途切れやすい
これは街の中心部など人が多い場所に限定されるのですが、混雑している街の中心部を歩いているとBluetoothが途切れることが結構ありました。

今まで使っていたBOSEのイヤホンで途切れたことがほぼないので、通信感度は少し悪いように感じました。

・マルチペアリングできない
複数の機器に同時に接続する「マルチペアリング」はできません。

「Mpow S6」の電源を入れると即座に私のiPhoneに自動接続されるのですが、MacBookなどで映画を見ようとしたら、一度iPhoneのペアリングを解除してからMacBookに接続する形になります。
少々面倒なのでマルチペアリング機能があれば良かったですね。

他にはペアリングのタイミングによっては機器とイヤホンの音量が一致しないなど細かいところはありますが、気になる点はこれくらいですかね。

それとおまけになりますが、こういった小型のイヤホンのドライバーユニットは低音を鼓膜に近い位置に設計していることが多いです。
イヤホンをしっかり耳の奥まで挿し込まないと十分な音質が発揮できませんのでご注意下さいね。

 

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この価格帯ならかなりおすすめのイヤホン

今までたくさんイヤホンをビューしてきましたが、これはいいですね。
私がレビューした範囲ですが、この価格帯では1番音質がよかったです。

もちろん音の好みもありますし、高価なイヤホンにはかなわない部分もありますが、2,000円台でこの音質と機能なら十分満足できるかと思います。

イヤホン選びはたくさん種類があるので結構難しいんですよね。
BOSEやSONYなどの高価なイヤホンなら性能も文句ないのですが、低価格で音質の良いイヤホンをお探しなら今回ご紹介した「Mpow S6」はかなりおすすめですよ。

Bluetoothイヤホンは性能によってハッキリ音質に差がでますので、購入予定の方は是非参考にしていただけたらと思います。