すっかりレビューが遅くなってしまい申し訳ありません。
というのは理由があって、この「ZOOKA」を色々と試していたんですよね。
なかなかクセのある製品なので、レビューがしっかり書けるようになるまで頑張って吸っていました。
気になっている方もいるかと思いますのでしっかりとレビューしてみたいと思います。
目次
市販のタバコが使える加熱式タバコ「ZOOKA(ズーカ)」とは
以前にご紹介したことがありますが、「ZOOKA」は市販のタバコを使用することができる加熱式タバコです。
しかも一回の使用がタバコ1/3本で済むので非常に経済的です。
これで吸った満足感があればかなり節約できますよね。
うまくハマればタバコ界のトレンドを作ってしまうかも知れないくらい画期的な製品なのですが果たしてどうでしょうか。
加熱式タバコ「ZOOKA(ズーカ)」詳細レビュー!
付属品
箱は和紙のような手触りでなかなか高級感があります。
今回IDMさんからのご提供なのですが、紙フィルターも一緒に送って頂きました。
ありがとうございます。
最初にいっておきますが、ZOOKAを使用するならこの紙フィルターは必須になります。
【付属品】
・ZOOKA本体
・スタートガイド(取扱説明書)1枚
・USBバッテリーチャージャー 1個
・ロングマウスピース 2個
・ショートマウスピース 3個
・交換用メッシュフィルター 3枚
・クリーナーブラシ 1本
付属品はかなりたくさん入っています。
取説はカラー写真付きで日本語で丁寧にかかれています。
使用方法もしっかり説明していますので使い方は問題ないかと思いますよ。
本体詳細
本体は写真で見るより大きく感じます。
かなりごついですね。
作りは非常にシンプル。
ボタン1つとお知らせランプが1つのみなので操作は簡単です。
背面はゴムで覆われていて持った感じは滑らずなかなか良いですね。
重量も見た目以上に軽く、72g(実測)しかありません。
充電は底面のマイクロUSB端子から充電します。
充電中はボタン部分が赤く光り、充電が完了すると緑に変わります。
シンプルですがわかりやすいかと思いますよ。
1回の充電で10〜13回の使用が可能です。
タバコ葉のセット方法
タバコ葉は市販のタバコが使用できます。
今回はアメスピとメビウスを試してみますよ。
紙巻きタバコを買ったのは久しぶりですね。
タバコ葉のセット方法は、本体の吸口を後ろ側に倒すとパカっと外れます。
ここに市販のタバコ葉をいれるのですが、紙部分は入れずタバコ葉のみで使用するとタバコ本来の味がでるのでおすすめだそうです。
外したキャップの裏はメッシュフィルターになっています。
最初は試しにこれで吸ってみますね。
タバコを1/3くらいから切ります。
手でちぎるとタバコ葉がかなり飛び散りますので、ハサミかカッターを使った方が良いかと思いますよ。
葉を本体のこの穴につめるのですが、実際やってみると穴が小さくこぼれて上手く入れれないんですよ。
正直結構面倒くさいですね。
そこで考えたのが、1/3にカットしたタバコに写真のように切れ目をいれます。
葉がまとまっているので、この状態でも全然こぼれないんですよね。
そのまま紙ごと穴に入れて、ゆすりながらピンセットで紙をゆっくり引き抜くと簡単にキレイに入れることができましたよ。
葉をいれたらキャップを戻して加熱します。
加熱方法
加熱方法はボタン5回押しです。
電源が入り加熱が開始されます。
ボタンの下のランプは加熱温度を表しています。
パフボタンを3秒長押しするたびに加熱温度が変わります。
写真のランプはブルーなので、加熱温度が一番高い215度ということになります。
加熱が完了すると赤ランプが緑に変わります。
加熱時間は30〜60秒となっているのですが、実際に計ってみると2分30秒ほどかかりました。
バッテリー残量や設定温度にもよるらしいのですが、30〜60秒ということはないですね。
何度か計って試してみましたが、2〜3分はかかると思っておいた方が良いかと思います。
これは喫煙所などではちょっと間が長すぎて使いづらいでしょうね。
使用時間
サイトや説明書には「使い終わったら電源を切って下さい。操作しなければ10分で自動オフとなります」と書いているのですが、私が使用した時は90秒〜120秒くらいで自動で電源が切れます。
不思議に思いIDMさんの問い合わせたところ、使用した場合は約1分45秒で電源が自動で切れるようですね。
電源を入れて使用しなかった場合は10分後に電源が切れるようです。
自動オフの前に使用をやめたい場合は5クリックで電源を切ると電池の節約になります。
とりあえず使用時間は2分弱くらいと思っておいてよいかと思います。
実際に吸ってみた感想
吸う時は先端に「マウスピース」を付けて使用します。
ロングピースとショートピースがあるので、吸い込んだ時に熱いと感じたらロングピースを使用すれば良いかと思います。
私はロングピースの方が形状的にも吸いやすかったのでロングピースを使用しました。
見た目的にはちょっと微妙ですけどね。
味
最初はそのままメッシュフィルターで高温度使用しました。
普段アイコスを吸うような感じで吸い込んだのですが、むせ返ってかなりやばかったです。
咳も出まくりで喉に強烈なイガイガ感があります。
メッシュフィルターはおすすめできないですね。
これは無理だと思い、紙フィルターを装着してリベンジ。
先程よりは少しマイルドになりましたが、それでも設定温度が高いとかなり咳き込みますね。
どう表現したら良いのでしょう、アイコスが裏ごしされたニコチンだとしたら、ZOOKAはダマのまま喉にぶつかってくる感じです。
初めてタバコを吸った時ってこんな感じだったかも知れませんね。
とにかく喉がイガイガして咳がでます。
私は1年以上アイコスしか吸っていないので、それが原因かと思い会社に持って行きました。
職場の紙巻き喫煙者数名に吸ってもらったのですが、高温度ではみんな咳き込んでギブアップ、しかし温度を下げるとそれなりに吸えていました。
この商品は設定温度がキモになりそうですね。
※推奨設定温度は記事後半にあります。
味わいは加熱式タバコ独特の燻(いぶ)したような味がします。
アイコスを吸ったことのない方にはわかりづらいかも知れませんが、アイコスのクセを強くしてまずくした感じですね。
加熱式に慣れている方ならなんとか吸えるかも知れませんが、普通のタバコからだと慣れるまで美味しくないと思います。
私は正直アイコスの方がおいしいです。
ただアイコスもそうでしたが、慣れると案外美味しく感じてくるものなんですよね。
こればかりは吸い続けてみないことには判断できないかと思います。
煙量
ミストというか煙はほとんど出ません。
たまにふわっと出ることがありますが、ほぼ出ないと思ってよいかと思います。
やはり煙が出ないのは物足りない感じはしますね。
臭い
これも会社で非喫煙者に協力してもらい、密閉された車内で試しました。
独特の燻した臭いはするものの、特に気にならないそうです。
アイコスと比べると、よりタバコに近い臭いがしますね。
しかし非喫煙者いわく、「これなら隣で吸われても嫌じゃない」そうですよ。
通常の紙巻きタバコよりは比較にならないくらい臭いは少ないです。
葉はしっかり燻されているが手間が多い
吸い終わった葉をみると全体的にしっかりと燻されている感じはします。
仕組みとしてはgloに近いのですが、gloもiQOSも専用のタバコを開発しています。
市販のタバコ葉が使えるというのは便利なのですが、やはり専用に設計されたものには煙量や味ではかなわないのかなと思います。
それと写真でもわかるように、とにかくタバコ葉が散らかります。
アイコスに慣れた私としては結構ストレスに感じますね。
紙付きの方が簡単・快適
そこで紙付きのまま使用してみました。
本来のタバコの味が出ないと開発側は言っているのですが、タバコを吸っている段階で味覚音痴と思っていますからわたし的には全然問題なかったです。
紙ごとだと本体に入れるのも楽ですし、使用後は逆さにすれば落ちてきます。
やはりこれぐらい手軽じゃないと続かないのではないでしょうか。
味もほとんど変わらないですし、ZOOKAを使用するなら紙のままの方が断然おすすめです。
※写真のタバコ葉はメビウス
ちなみに紙付きの使用後の葉を見てみます。
若干両端に加熱ムラはありますが中はしっかり燻されていますね。
これだけ燻されているなら問題ないように思います。
設定温度による違いと推奨設定温度
加熱温度も変えて試してみました。
温度を低くすると最初のような強烈さはなくなりましたね。
【メーカー推奨温度】
・ タバコ葉のみの場合:温度設定 赤(低温度)を推奨(好みによります)
・ 紙付きの場合 :温度設定 緑(中温度)を推奨(好みによります)
私もこの温度設定が一番良いと感じました。
若干軽く感じるかも知れませんがそれはタールが少ないからです。
十分ニコチンは摂取していると思います。
逆にこれ以上の温度にすると咳き込んで吸えませんので、少し物足りないくらいで慣れると良いかと思います。
購入した方はこの温度設定がおすすめですよ。
タバコはアメスピがおすすめ
このアメリカンスピリットには「燃焼促進剤」や「保湿剤」といった添加物が全く含まれていません。
ZOOKAを使用するならアメスピがおすすめだと思います。
メビウスでも試しましたが、アメスピに比べると辛味というか刺激がありました。
目や鼻にツンとくるので、おそらくこれが添加物なんだと思います。
燃焼促進剤は火を付けて吸う前提の添加物なので、加熱式なら必要ないです。
どうせならより添加物が少ないものを使用した方が良いかと思います。
紙フィルターはできれば毎回交換
右が1回使用したもの。
左が3回使用した紙フィルターになります。
1回の使用ではニコチンやタールはほとんどつきませんが、数回使用すると結構汚れが目立ちます。
紙フィルターは時間が経つとフィルター内で吸収したタールが固まってしまうため効果がかなり薄れるそうです。
面倒でも毎回の交換がおすすめですよ。
紙フィルターはマウスピースに強く息を吹き込むと簡単に外すことができます。
総評:タバコ代を減らしたいならアリかも
この製品は非常に判断が難しいですね。
例えばタバコ代を減らす目的がなく、有害物質や煙を少なくしたいなら同じ加熱式のiQOS・glo・PloomTECHのほうが美味しいし手軽なのでおすすめです。
ZOOKAがタバコ本来の味というなら、それは他の加熱式も同じですしね。
しかしタバコ代を節約したいというなら、ZOOKAは1/3本でそこそこ満足感があります。
手間はかかりますが、実際1回吸うとタバコを吸いたいという気持ちはしばらくなくなりましたよ。
私は普段、電子タバコを使用してタバコ代を節約しています。
電子タバコの場合はニコチンが入ってないので「似たような行動で紛らわす」ということになるのですが、ZOOKAはタバコを吸いながら節約できます。
その違いは画期的かも知れませんね。
外では普通に吸って、家では臭いが少ないZOOKAで節約するのも良いかと思います。
用途は人それぞれ、味覚もそれぞれです。
今回レビューした内容を踏まえてご判断頂ければと思います。
まとめ
今回非常に画期的な加熱式タバコ「ZOOKA(ズーカ)」をご紹介しました。
なかなかクセのある面白い商品で楽しめましたよ。
記事もつい長くなってしまいました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
この分野はまだまだ発展途上だと思います。
今回私がZOOKAに指摘した部分も含め、今後さらに良い商品が出てくるかと思います。
そこで気になるのは健康面ですね。
アイコスを世に出したフィリップモリスでさえまだ臨床試験段階です。
現段階で調査結果はほぼ出ており、予想通りかなり良好なので私も安心して使用しています。
世界3大タバコ企業でもその段階なのに次から次へと新しい製品が出てきます。
なんでもネットで買えてしまう今の世だからこそ、ご自身の調査と判断が大切になるのではないかと思います。
画期的な加熱式タバコ「ZOOKA」。
気になる方は是非参考にしてみて下さい。