世間ではアイコス3にばかり目が行っていそうな感じですが、今回はヴェポライザーのレビューです。
私もヴェポライザーの美味しさを知ってからアイコスの本数が確実に減っているほどヴェポライザーは安くて美味いです。
その中でもコンベクションでは人気の高い「WEECKE Fenix (フェニックス)」をご紹介致しますので、ヴェポライザーに興味がある方は参考にして下さい。
目次
セミコンベクションと言われる「WEECKE Fenix (フェニックス)」
何度かヴェポライザーに記事を書いているのでご存知の方も多いかと思いますが、ヴェポライザーには熱伝導型のコンダクションと、熱対流型のコンベクションがあります。
簡単にいうと、コンダクションはタバコ葉を直接加熱するもので、コンベクションは熱風を対流させてタバコ葉を加熱します。
喫味などが変わるのでどちらがいいというのは好みになりますが、この「WEECKE Fenix (フェニックス)」はその中間の「セミコンベクション方式」という扱いになるようですね。
常に熱風を対流させているわけではなく、吸い込んだ時に熱風をタバコに通過させて気化させる仕組みのようです。
チャンバーの汚れ方をみても比率はコンベクションの方が強いと思いますので、味は申し分ないと思います。
前置きが長くなりましたがそれではレビューさせていただきます。
今回ご提供いただいたのがこちらの「WEECKE Fenix (フェニックス)」。
販売からすぐに人気が広がり、今ではコンベクションならこれをおすすめする方も多い製品になりますよ。
外側はゴムでコーティングされているので滑らず持ちやすいですね。
サイズはそこそこあるのでジーンズのポケットというわけにはいきませんが、重さは見た目よりかなり軽いです。
バッグに入れれば持ち歩きにはそれほど不便に感じることはないかと思います。
操作ボタンも1つだけと非常にシンプルなので直感で操作することが可能になります。
とにかく使いやすい!一連の流れにストレスなし!
実際に私も使ってみた感想として、このフェニックスはとても使いやすいんですよ。
使いやすさの特徴として3つのポイントがあります。
使いやすいポイント①:フタがマグネット式
まず、使いやすさのポイント1として、フタがマグネットになっています。
マグネット側の細くなっている方から持ち上げると簡単にフタを外せ、シャグを入れてまたフタを戻すだけです。
1日に何回もこのフタの開け閉めをするので、ここにストレスを感じると嫌になってしまいますが、このフェニックスはとても快適だと感じました。
マグネットなので留め具の故障や劣化、ゴムの紛失などもないのでこれはいいですね。
使いやすいポイント②:タバコ葉を指で詰めれる
そして2つめの使いやすいポイントはチャンバーの大きさです。
写真で見てわかるようにタバコ葉を詰めるチャンバーの入り口がかなり大きいんですよ。
入り口が大きいと何が使いやすいかというと、葉を指で詰めることができます。
通常のヴェポライザーは付属の耳かきみたいな棒で押し込んで詰めますが、意外とあれが面倒だったりします。
目の前に詰め込み棒があれば問題はありませんが、ケースに入れていたら出すのも面倒ですし、しまいにはなくしたりするんですよね。
指で詰めれるこのフィニックスならその心配もないので、手間がかからずとても簡単に葉を詰めることができますよ。
使いやすいポイント③:シャグポンができる
そして3つ目のポイントは「シャグポン」ができます。
「シャグポン」とは吸い終わったあと、ヴェポライザーを逆さにしてトントンするだけで使用済みのタバコ葉がそのままの形で落ちてくることをいいます。
これができるのとできないのでは快適さに大きく影響します。
せっかく指で葉を詰めれても、取り出す時にかき出し棒を使うのでは結局手間は同じになりますもんね。
簡単にフタの開け閉めができ、葉を指で詰め、最後にシャグポンです。
シャグだけ持ち歩けば喫煙所で連続で吸うことも可能ですし、人前で葉の交換もしやすくなりますよ。
まだヴェポライザーは数種類しか試していませんが、その中でもフェニックスの使用感は抜群に良いと思います。
「FENiX(フィニックス)」の操作方法
ボタンは1つしかないので操作は簡単で直感で使用することができます。
まずフタを開け、好きなタバコ葉を詰めます。
フタを閉めたら、ボタンを5回連続で押すと加熱開始です。
加熱温度の調節は170度〜210度まで可能です。
電源オンに時にスイッチを2回連続で押すと写真のように温度に合わせて色が変化しますのでひと目でわかると思います。
最高温度は210度までなのですが、さらに強い味を求める方にはスイッチ長押しでエンハンス(強力)モードに切り替えることも可能です。
残念なのは、この製品はバイブレーションは搭載されてないんですよね。
今では当たり前に搭載されているバイブですが、フェニックスは結構前に販売されているのでその頃はメジャーではなかったんでしょうね。
後続で販売された「Fenix mini」には搭載されているので、次のバージョンではバイブ搭載になると思います。
喫煙時間はおよそ5分間になります。
吸い終わったら「シャグポン」してフタを戻せば終了なので、とても簡単に使うことができます。
本来なら葉を詰めるのも捨てるのも付属の棒が必要になりますが、喫煙の一連の流れがヴェポライザーとシャグだけで済むというのがいいですね。
味は美味しい! 焦げがないクリアな味わい
肝心の味はとてもいいですね。
直接加熱するコンダクションと違い、焦げや雑味が少ないクリアな味だと思います。
gloやアイコスのように葉を直接加熱する製品に慣れている方は、最初は味わいが違うので違和感を感じるかも知れませんが、このフェニックスをしばらく吸ったあとにアイコスなどを吸うと、逆に物足りなく感じてしまうんですよね。
特にアイコスのメンソール系は、強いメンソールの味とキックしか感じず、タバコの味わいがまったくないのでビックリすると思いますよ。
アイコスやgloは手間なくすぐに吸えるので良いですが、味に関してはヴェポライザーでシャグを吸ったほうがはるかに上だと思います。
1回のシャグで2回吸える!タバコ代が1/4以下に!
このヴェポライザーに使うシャグというのは、大体1袋30~40g入っていて700円〜1,000円くらいで買えます。
そしてヴェポライザー1回の喫煙で使うタバコ葉の量は約0.4gです。
ということは40gのシャグなら100本吸うことができます。
1本あたりの単価は約10円なので、1本25円のアイコスと比べると半分以下になるんですよ。
しかもヴェポライザーは同じ葉で2回吸うことができるので、タバコ代をさらに安く済ませることができます。
ヴェポライザーで2回吸うおすすめの吸い方
まあ、これはあくまで私の吸い方なので好みに合わないかも知れませんが参考にして下さい。
私はまず、1回目は下から2番めの180度で吸います。
この温度だとわたし的には味もキックもちょうど良く一番美味しく感じます。
そのまま普通に吸い、1回目の喫煙終了。
2回目は一度加熱されているのでどうしても味が薄くなります。
ですので最高温度の210度にし、さらに強力モードのエンハンスモードにします。
※エンハンスモードはスイッチ長押しで切り替え可能
この設定で吸うと、2回めも1回めと同じくらいの味わいで吸うことができるんですよ。
40gの葉なら200回吸うことができますので、1本あたりのタバコ代は約5円!
1日20本吸うとしたら1日のタバコ代はなんと100円しかかかりませんよ。
簡単なメンテは必要!ニコチン汁が出たらすぐ水洗い
タバコ葉を加熱しているので、使っているうちにどうしても汚れてきます。
こればかりはどうしようもないので、フェニックスも当然メンテナンスが必要りますよ。
目安としてはニコチン汁が出始めたくらいでしょうか。
ニコチン汁とは、蒸気が結露してニコチンと混ざったものをいいます。
これが口に入るとしょっぱさと苦味を感じて吸えたものじゃないんですよね。
メンテナンスといってもアイコスのように面倒ではなく、私の場合は上蓋、マウスピース、メッシュフィルターに分解して水洗いするだけです。
後はティッシュなどで取り切れない汚れを拭き取り乾燥させます。
ただ、マウスピースは中が結構汚れていてるので、ベビー用綿棒などを突っ込んできれいにした方が良いと思います。
ニコチン汁に限らず、「最初と味が変わったかな」と思ったらメンテナンスすることをおすすめします。
ちょっと面倒ではありますが、これでタバコ代が1/4以下になると思えば我慢できるのではないでしょうか。
まとめ
喫煙本数が満充電で10回くらいなのでちょっとバッテリー持ちは悪いですが、そのあたりはモバイルバッテリーなどでカバーするしかないですね。
実際に使ってみて、気になる点はバッテリー持ちくらいなので、総合的にみてとても優秀なヴェポライザーだと感じました。
もちろん味も良いのですが、何より使い勝手が抜群にいいんですよ。
手頃に、手軽にヴェポライザーを始めるなら、価格も1万円以下なのでこちらは本当におすすめだと思います。
どんなに味が良くても面倒だと結局続かないんですよね。
ヴェポライザー歴が長い方からも高評価なので、どれにしようか迷っている方はとりあえずこちらを選択しておけば間違いないかと思います。
これからヴェポライザーを始めてみようかと検討している方は是非参考にしていただけたらと思います。